練りもの教室
練りもの図鑑 すじ
- 株式会社紀文食品
サメすり身を生産する際に裏ごし機で除かれたすじや軟骨で作られる練りもので、軟骨のコリコリとした食感と、すじ(コラーゲン)のもちもちした食感が同時に楽しめます。
作り方
歴史・特性・豆知識など
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東西すじ比べ
関東地方独特のおでん種。関西で「すじ」といえば牛のすじ肉のことを指すが、関東では練りものの「すじ」を指す。
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「軟骨」を入れることで味しみに影響
はんぺん用のすり身を取った後の「筋」「軟骨」にすり身を混ぜて作る練りものの「すじ」。東京の下町のメニューで味のしみた「すじの煮物」がある。軟骨を混ぜるため自然に表面が不均一になり味がしみやすくなる。
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すじの「もっちり」の 秘密はコラーゲンにあり
すじを始めて食べた時の驚きは、他の練りものでは味わえないその「もっちり感」。これは原料の「筋」に含まれるコラーゲンの成分のたまもの。
栄養
蒸しかまぼこ同様に、主原料の白身魚の栄養特徴を持つ。たんぱく質を多く含み、脂質の含有量は低い、高たんぱく低脂肪の食品である。
100g当たり | エネルギー kcal | たんぱく質 g | 脂質 g | 炭水化物 g | 食塩相当量 g |
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すじ | 116.7 | 14.1 | 0.4 | 14.1 | 1.7 |
レシピ例
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すじを使ったお弁当メニュー例「すじのトマト煮」
東日本のおでん種として人気の「魚のすじ」。おでんに最適ということは煮ものにもよく合う食材で、煮るとホロホロとした身質がトマトの優しい味を含んでクセになる一品。