キーワードはすり身
練りものメーカーの多くは冷凍すり身を調達し加工しています。冷凍すり身はスケトウダラの利用を目的として、昭和38年(1963年)に北海道の水産試験場において初めて製品化されました。良質な弾力性が認められ、加工法が開発されるにつれて、昭和40年代以降には練りものの主要な原料となっています。
すり身ができるまで
原料魚がすり身になるまでには、さまざまな工程があります。


すり身から練りものができるまで
できあがったすり身に調味料、食塩などを加え、すりつぶして調味すり身とします。そして、姿、形を整えて、蒸す・焼く・揚げる・ゆでるなどの方法で加熱し、姿、食感、旨みが異なる下記の表のような練りものができあがります。
加熱方法 | 名 称 |
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焼く | 生ちくわ、焼ちくわ、笹かまぼこ、伊達巻、焼きかまぼこ |
揚げる | さつま揚 |
蒸す | 板付きかまぼこ、す巻かまぼこ、信田巻 |
ゆでる | はんぺん、つみれ、しんじょう、なると巻 |
紀文工場での製造工程(例:かまぼこ)

