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企業情報

サステナビリティSustainability

方針と目標

サステナビリティ基本方針

私たち紀文グループは、社是である『感謝即実行』に基づき、自然の恵みとお客様・ステークホルダーに感謝し、SDGsの達成を柱としてESGに配慮した経営を推進する。

基本方針に基づく行動規範

私たち紀文グループは、「革新と挑戦と夢」という経営理念の下、「食を通じておいしさと楽しさを提供し、お客様の明るく健康な生活に貢献する会社」を目指し、事業活動を行っています。この行動規範は、私たちが事業活動を行う上で遵守すべき基本的な事柄を定めたものです。

1. 安心・安全な商品・サービスを提供します

2. 公正な事業活動を行います

3. 事業資産・情報を保全し適切に利用します

4. 働きやすい環境の整備を行います

5. 人権、個性を尊重します

6. 社会の共有財である資源や環境に配慮します

7. 各国、地域の伝統、文化を尊重します

8. 事業活動に係る情報を適切に開示します

2030年までの目標

温室効果ガス排出量の削減
CO2総排出量を30%削減(2013年度比)
食品ロスの削減
フードロス(食品廃棄物量)20%以上削減(2019年度比)
食品廃棄物の再利用率99%を達成
持続可能な原料調達
MSC漁業認証(※1)等を受けた、持続可能な漁業によるすり身の使用率75%以上
IUU漁業(※2)からの調達ゼロ
プラスチック使用量の削減
プラスチック使用量を30%削減(2018年度比)
人材育成
女性管理職比率15%を達成

※1 MSC漁業認証 ・・・ Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)による、持続可能で適切に管理されている漁業であることを認証する制度 

※2 IUU漁業 ・・・ Illegal, Unreported and Unregulated漁業(違法・無報告・無規制に行なわれている漁業)

SDGsの達成とESG課題への対応
そのために活動することは私たちの約束です。

紀文グループは、持続可能でよりよい社会の実現を目指す目標であるSDGs※3の達成に貢献するよう、できることを一つひとつ丁寧に取り組んでいます。

※3 SDGs:2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標

紀文はこれまでも事業活動を通して環境負荷の低減に努め、企業市民としての務めを果たしてまいりましたが、その取組みをさらに進めるべく、2021年9月に「サステナビリティ委員会」(委員長:代表取締役社長)を立ち上げております。

同委員会では、紀文グループの経営方針や経営計画におけるサステナビリティ課題を横断的な検討・議論を行うとともに、気候変動への対応として気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明し、TCFD提言にもとづく情報開示にも取り組んでおります。

また紀文グループが直面する、気候変動を要因とする事業的なリスクと機会を認識し、そこに向けた対応策を検討しております。

これにより、気候変動による劇的な影響を受けない事業体制への移行を図り、中長期的に安定した成長と企業価値の向上を実現いたします。

具体的な取組み

大気も海もつながっている
地球へのやさしさは私たちの約束です。

紀文グループは、大気中の温室効果ガスを増やさないように、地球規模での環境にやさしい事業活動を実施するよう、様々な取組みを行っています。

静岡工場に設置されている、燃焼時にCO2発生量の少ないLNG用タンク

静岡工場に設置されている、燃焼時にCO2発生量の少ないLNG用タンク

各工場では、省エネルギー対応やCO2削減など地球温暖化対策に向け、製造時に使う設備や使用エネルギー量に留意した対策を進めています。
一例として、静岡工場では燃焼時にCO2の発生量が少ない天然ガスをボイラーの熱源として活用するとともに、フロンに代わる自然冷媒を採用した冷凍機を導入しています。

静岡工場の自然冷媒の冷凍機

静岡工場の自然冷媒の冷凍機

また東京工場では、中長期の省エネおよび電力ピーク対策の具体的な目標※4を掲げた取組みを継続しています。その一環として、発電燃料に天然ガスを使って電気と熱の2つのエネルギーを同時に生産し供給するしくみであるガスコージェネレーションシステムを2018年度より導入。エネルギーを効率的に利用し、工場全体でエネルギー原単位の削減に取り組んでいます。

※4 電力ピーク削減2,000MWh/年以上。

東京工場のガスコージェネレーションシステム

東京工場のガスコージェネレーションシステム

環境を守ることは、食を守ること。
自然へのやさしさは私たちの約束です。

紀文グループは、自然から素材をいただき“豊かな食”へと創造させる企業として自然の恵みに感謝し、環境との調和を図らなければならないと考えています。

例えば、国内市場に向け、一部商品において包材規格を変更し、環境配慮に対応した商品のパッケージに紀文オリジナル『eco マーク』の記載し、お客さまに弊社の取組みについて知っていただきたいと考えています。

紀文オリジナルeco マーク(※パッケージデザインにより色が異なります)

紀文オリジナルeco マーク(※パッケージデザインにより色が異なります)

紀文オリジナルeco マーク付きの商品の一部

紀文オリジナルeco マーク付きの商品の一部

石油由来の原材料の使用量削減等に向け、商品パッケージにMAP包装と呼ばれる包装方法を採用。商品トレイ全体をラップで包むパッケージ方法に比べて、ラップの使用量を1/3にまで減少することができました。まずはさつま揚類から始め、ちくわ惣菜類などにも採用対象を拡大しています。

新しい包装の方法を採用した「野菜てんぷら」と「シャキッと玉ねぎ天」

新しい包装の方法を採用した「野菜てんぷら」と「シャキッと玉ねぎ天」

さらに、環境への配慮と和食の伝統文化の保護・継承の両立を図り、正月に欠かせない伊達巻では商品パッケージのすだれ素材を2010年に一部の商品に対してポリプロピレンから紙素材へ変更。2011年からは主力商品「鯛入り伊達巻 福禄」や「伊達巻 甘さひかえめ」へ採用しています。

パッケージに紙すだれを採用した伊達巻

パッケージに紙すだれを採用した伊達巻

またフードロスが社会的な問題になっている中、生産工程での工夫やパッケージの改良により賞味期限の延長を実現。2020年からさつま揚類の主力商品である「野菜てんぷら」「シャキッと玉ねぎ天」、2021年には「さつま揚 極上」、2022年にはちくわの主力商品「竹笛®」や当社オリジナルの「したらば®」などの賞味期限が延長されています。

賞味期限延長を実現した竹笛®としたらば®

賞味期限延長を実現した竹笛®としたらば®

正しく行動し企業価値を向上させること。
企業市民として私たちは約束します。

紀文グループでは、株主の皆さまを始め、お客さま、お取引先さま、地域社会などステークホルダーの皆さまや広く市民社会から信頼いただき、また企業価値の最大化を図るために、コーポレート・ガバナンスの強化が必要であると考えています。
そのため、経営の健全性、透明性の向上を図りながら、意思決定の迅速化や適時での情報開示を行うとともに、経営や業務執行に対する監視・監督機能の強化などに努めてまいります。

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