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紀文と練り製品Kibun and Fish Paste-based Products

かまぼこと伊達巻

練り製品は“魚食の国”日本の誇るべき伝統食品

四方を海に囲まれた日本は、たんぱく質を水産資源に依存してきました。そのため、古くから全国各地ではんぺん・かまぼこ・さつま揚・ちくわなどの練り製品が食されており、最古の記述としては、平安時代の古文書『類聚雑要抄(1115年)』に「蒲鉾」の文字が登場します。

紀文と練り製品の出会い

1938年、東京での米販売業の商いから始まった紀文は、その後果物販売業、海産物卸売業と時代に即した商材に着眼し、築地に紀文ありと言われるまでになります。

その後、練り製品と運命的な出会いを果たし、1948年から練り製品の製造を開始します。
関東圏だけではなく、より多くの全国の消費者の方々に練り製品を召しあがっていただきたいという思いから、1959年頃より冷凍すり身の開発に協力し始め、自社工場でこのすり身を使った練り製品の製品化に成功しました。

初期の頃の練り製品工場

紀文と練り製品の歩み

初期の頃のレトルトおでん

初期の頃のレトルトおでん

その後、健康志向、個食化、内食化などに対応した、レトルトおでん、野菜をたっぷり加えたさつま揚などを発売し、練り製品の消費拡大のけん引役となりました。

さらには、魚と大豆、魚とチーズなど他の素材と組み合わせた「魚河岸あげ(1986年発売)」「チーちく(1997年発売)」などの紀文独自の技術を生かしたオリジナリティあふれるオンリーワン商品を開発しています。

海外での練り製品の認知

2023年、タイ・フランス・アメリカ・ブラジルで、「日本食の認知度調査」を実施。寿司、ラーメンが3位以内にランクイン。この他、海産物を使った昭和生まれの「カニカマ」「たこ焼き」が、伝統食の「すき焼き」「そば」を上回り大健闘しました。
また、寿司、たこ焼き、カニカマ以外に、てんぷらも10位以内にランクインしており、日本と魚食の相関性を想起していることが読み取れます。

kanikama

海外で販売しているカニカマ

練り製品のカテゴリーの紹介

かまぼこ
かまぼこ

板に魚のすり身を盛りつけ蒸した食品。

カニカマ
カニカマ

魚のすり身を、カニ肉のように、調味し成型した食品。

つみれ
つみれ

鰯等のすり身をボール形にしゆでた食品。

魚河岸あげ®
魚河岸あげ®

魚のすり身と豆腐を混ぜ合わせ、揚げた食品。

すじ
すじ

魚のすり身と軟骨を混ぜ合わせ、ゆでた食品。

鍋だね
鍋だね

魚のすり身とエビ等の具材を混ぜ合わせた蒸した鍋用の食品。

竹輪
竹輪

魚のすり身を棒に巻き付け焼いた食品。

はんぺん
はんぺん

魚のすり身に気泡を抱き込ませ、ゆでた食品。

伊達巻
伊達巻

魚のすり身に卵を入れ砂糖等で調味し焼いた食品。

なると
なると

魚のすり身をゆでた食品、断面の渦巻き模様が特長。

笹かま
笹かま

魚のすり身を笹の葉の形にして焼いた食品。

チーちく®
チーちく®

ちくわの中にカマンベール風味のチーズを入れた食品。

さつま揚
さつま揚

魚のすり身を油で揚げた食品で、具材入りのものもある。

すり身とは

これらの魚肉加工品は、複数の工程を経て作られます。まず、スケトウダラ等の魚肉をミンチにして、水さらしをします。水さらし後は、水に溶けないたんぱく質だけが残り、純粋な魚肉たんぱくの結晶である“すり身”ができます。この魚のすり身に調味料、食塩などを加え、すり潰して調味すり身とします。それを、板に盛り付けたり、串に巻き付けたり、丸や四角の形にするなどして、姿を整えます。

スケトウダラ

スケトウダラ

その後、はんぺんであればゆで、蒲鉾であれば蒸し、さつま揚であれば油で揚げ、ちくわであれば焼く、などの方法で加熱し、姿、食感、旨みが異なる魚肉加工品が出来あがります。

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