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紀文ヒストリーKibun History

伝統を受け継ぎながら革新を続けて行く。
フロンティアスピリットは時代を超えて。

平安時代

蒲鉾に代表される練り製品は、平安時代の古文書類聚雑要抄るいじゅうぞうようしょう[注釈1]にすでに登場するほどの伝統食品。
同書の挿絵(室町時代中期の写本)で、そこには永久三年(1115)七月廿一日戌子、関白右大臣、東三條へ移御のときの祝宴の高坏の図にも「蒲鉾」が記されている。
四方を海に囲まれ、種類の違う魚が豊富に獲れる風土の恩恵を受け、1,000年かけて発達してきた日本の誇るべき大きな発明である。もともと宮中の祝宴料理であった蒲鉾が、武家を通じて広く普及し、さらに多様化して庶民の食文化の一角を担うようになったのは、江戸時代のことである。

類聚雑要抄

類聚雑要抄

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昭和10年代~
131938
日本一の蒲鉾屋に紀文創業

日本一の商人を目指して雪深い山形から上京した保芦邦人は、1938(昭和13)年、25歳の誕生日に八丁堀に山形屋米店を開店。その後、魚河岸に拠点を設け、海産物卸売りを経て、日本古来の水産練り製品と運命的な出会いを果たす。
やるからには日本一の蒲鉾屋になるという大きな夢を胸にその製造に着手。今日の紀文の基礎を確立した。

創業者・保芦邦人

創業者・保芦邦人

151940

築地場外に紀国屋果物店開店、のちに店名を紀文と改名。

161941

海産物卸売業に着手。

昭和20年代~
211946
革新的な精神の象徴 モト・グッチィ

1946(昭和21)年、白米10キロが20円、公務員の初任給が540円、輪タクと木炭車が人々の足だった時代に、紀文は3万円のイタリアの名車「モト・グッチィ」を購入。商品の仕入れのために朝まだ暗い道を浦安へ、九十九里浜へ、毎日走りに走った。バイタリティあふれるその姿は、店に並ぶ新鮮な商品とともに評判を呼び、紀文の評価は着々と固まっていった。その革新的な精神と機動力は紀文の遺伝子として社員一人ひとりの中に生き続けている。

モト・グッチィ・ファルコーネ

今も大切に保存されているモト・グッチィ

221947

魚肉加工品の製造に着手。

241949

「揚ボール」、「紀文つみれ」発売。

揚ボール、紀文つみれ
251950
飛躍への原動力=築地から百貨店へ初進出

1950(昭和25)年、銀座松坂屋から紀文に出店の依頼があった。築地の商店が百貨店から直接依頼を受けるのは初めてである。食品担当者はおいしくて品質の良い練り製品を探して自ら魚河岸を歩き回り、試食をし、信頼する人の意見を聞き、そして紀文への依頼を決断したという。その後の紀文の飛躍の原動力となる、百貨店進出の第1号である。

全国の百貨店の名店街に続々と直営店を開設

全国の百貨店の名店街に続々と直営店を開設

251950

「はんぺん」発売。

はんぺん
261951
業界をリードした広告戦略=電柱広告

1951(昭和26)年、世田谷の三軒茶屋一帯の電柱に看板がずらりと並んだ。黄色地に黒色で「紀文」の文字。以来、空きを見つけては電柱広告を設置した。業界に先駆けた独創的な広告戦略である。メインストリートを疾走する紀文の黄色い自転車とともに、街中を席巻し、やがて「紀文」は人々に認知されていくことになる。

昭和通りの電柱袖看板 手前は配達に使われた紀文の自転車

昭和通りの電柱袖看板
手前は配達に使われた紀文の自転車

261951

「おでん種」に焼印を入れる。

焼印
昭和30年代~
301955

「さつま揚類」のパッケージ化開始。

301955
食の安全を先取り=商品パッケージ化と白衣着用

1955(昭和30)年以降、紀文は製造の効率化と衛生面の向上を実施。まず、さつま揚や蒲鉾など、商品のパッケージ化に初めて着手した。また、汚れが目立たない黒っぽい作業着が主だった時代に、工場での白衣着用も開始。汚れたら洗えばいい。衛生面を重視した創業者の思いを具現化したひとつである。

当時のパッケージ

当時のパッケージ業界に先駆けたパッケージ化

311956

塩辛の製造開発。

塩辛
341959

皇太子殿下(現上皇陛下)ご成婚の祝宴料理調製を拝命。宮内庁御用となる。

341959

自動包装機導入開始。

341959

「焼ちくわ」発売。

焼ちくわ
381963

業界に先がけてオートメーション工場、横浜工場完成。

391964

レトルトおでんの開発。(現在のおでん一人前の前身)

レトルトおでん
昭和40年代~
401965

このころより「おせち商品」の展開活発に。

「胡麻とうふ(現在のごまとうふの前身)」製造開始。

鯛入り蒲鉾、ごまとうふ
411966

デザインの統一を図り、本格的広告活動を展開。

味の名門 紀文商品
411966

「玉子とうふ(現在の玉子とうふの前身)」製造開始、「おでん汁の素(液体タイプ)」発売。

玉子とうふ
421967

「笹かま」発売。

笹かま
451970

業界標準モデル工場、静岡工場完成。

静岡工場
461971

宮内庁賜饌料理の調製を拝命。

471972

株式会社鳳彰商事(現紀文産業)設立。タイに現地拠点設置。東京流通センター内に低温流通システムを完備した物流センターを完成。

471972

「総菜かまぼこ」発売、蒲鉾が食卓へ普及する。(現在の“鯛入り蒲鉾 粋”の前身)

「おでん汁の素(顆粒)」の発売。

総菜かまぼこ、おでん汁の素(顆粒)
481973

紀文食品研究所完成。

481973

「竹笛®」発売。

竹笛®
491974

アメリカに現地拠点設置。

昭和50年代~
501975

海洋食品株式会社設立。

511976

「ちくわぶ」発売。

ちくわぶ
521977

豆乳の製造・販売開始。シンガポールに現地拠点設置。株式会社インターナショナル・コンピューター・システムズ(現紀文フレッシュシステム)設立。

521977

「豆乳」発売。

豆乳
531978

船橋工場竣工。

船橋工場
541979

「うなぎや」発売、豆乳ブーム到来。

うなぎや
551980

「肉ぎょうざ」発売。

肉ぎょうざ
571982

香港に現地拠点設置。

571982

「おせちお重詰めセット」発売。

おせちお重詰めセット
591984

株式会社紀文フレッシュサプライ(現紀文フレッシュシステム)設立。

591984

「中華まんじゅうシリーズ」発売。

中華まんじゅうシリーズ
昭和60年代~
601985

CI導入。

601985

「魚河岸あげ®」発売。

魚河岸あげ®
611986

「肉ワンタン」、「鍋だね」の前身である「魚寄せ」発売。

肉ワンタン、鍋だね
621987

カニ風味蒲鉾「マリーン®」、「紀文の季節®」発売。

マリーン®、紀文の季節®
631988

「磯小鉢®」発売。

磯小鉢®
平成元年~
1989

「細ぬきとうふ」(現在の“とうふそうめん風”の前身)、「パリパリポテト」発売。

とうふそうめん風、パリパリポテト
31991

「野菜てんぷら」発売。

野菜てんぷら
51993

タイに東南アジアの生産拠点完成。

71995

恵庭工場竣工。

恵庭工場
81996

「チーちく®」、「サラダしたらば」(現“カニカマに したらば®”)発売。

チーちく®、サラダしたらば
91997

東日本の供給拠点として東京工場完成。株式会社北食、紀文グループに参加。

平成10年~
101998

「HELLO KITTY かまぼこ」発売。

HELLO KITTY かまぼこ
101998

東京工場対米輸出水産食品取扱認定施設・対EU輸出水産取扱認定施設 認定取得。紀文タイランドHACCP認定取得。

111999

東京工場HACCP承認取得(総合衛生管理製造過程)およびISO9002認証取得。(2003年、ISO9001へ移行)

122000

本社、横浜工場ISO9001認証取得。

132001

「くんたま」発売。

くんたま
132001

紀文タイランドISO9002認証取得(2008年、ISO9001へ移行)。東京工場ISO14001認証取得。

142002

マルハ株式会社(現在のマルハニチロ株式会社)と業務提携。

152003

「スープ餃子」、「豆乳鍋の素」発売。

スープ餃子、豆乳鍋の素
162004

「切れてる厚焼玉子」、「豆腐と鶏のハンバーグ」、「白身魚でつくった冷やしめん」発売。

切れてる厚焼玉子、豆腐と鶏のハンバーグ、白身魚でつくった冷やしめん
162004

キッコーマン株式会社と紀文グループとの資本業務提携。

172005

横浜工場HACCP認定取得。海洋食品ISO9001認証取得、HACCP認定取得。

172005

「ゆば乳のおさしみ」発売。

ゆば乳のおさしみ
182006

静岡工場HACCP認定取得。

192007

「玉ねぎ天」、「ご当地おでん 名古屋風 味噌煮込みおでん」発売。

玉ねぎ天、ご当地おでん 名古屋風 味噌煮込みおでん
192007

岡山総社工場西日本の供給拠点として岡山総社工場完成。

岡山総社工場
平成20年~30年代
212009

「ディズニーキャラクター商品」発売。

「チーちく®」が世界が認める輸出有望加工食品40選に選定。

ディズニーキャラクター商品
212009

恵庭工場、岡山総社工場HACCP認定取得。

222010

「糖質0g麺」の前身「おからで作った麺の“サラダdeヌードル”」発売。

「正月用伊達巻」の紙すだれを開発。

正月用伊達巻
222010

岡山総社工場ISO9001認証取得。船橋工場HACCP認定取得。

242012

「皮までおいしい生ちくわ」北海道エリアで発売。

皮までおいしい生ちくわ
242012

韓国に現地拠点設置。

252013

「糖質0g麺」発売。

糖質0g麺
262014

「やわらかくて食べやすいおせち(現:食べやすくて体に優しいおせち)」を発売。

食べやすくて体に優しいおせち
262014

カネテツデリカフーズ株式会社と業務提携。

ISO9001からISO22000へ移行。恵庭工場、船橋工場、横浜工場、静岡工場、岡山総社工場ISO22000認証取得。

272015

練り製品カテゴリーで「減塩シリーズ」を発売。

減塩シリーズ
272015

株式会社堀川との業務提携。

株式会社紀文西日本設立。
東京工場FSSC22000認証取得。

282016

北米向けに糖質が0gの麺「Healthy Noodle」を発売。

Healthy Noodle
282016

株式会社紀文西日本岡山総社工場対EU輸出水産取扱認定施設 認定取得。

株式会社紀文安全食品センター設立。

292017

当社独自の成形方法によるキャラクターの蒲鉾を発売。

すみっコぐらしかまぼこ
292017

横浜工場対EU輸出水産取扱認定施設 認定取得。

紀文安全食品センター、微生物検査に関する国際規格ISO/IEC17025:2005 認定取得。

302018

「四季のごまとうふシリーズ」を発売。

四季のごまとうふ 焼きいも
302018

オランダに現地拠点設置。

312019

「わさび チーちく®」を発売。

わさび チーちく®
令和~
2019

中国に現地拠点設置。

22020

「わさび チーちく®」を海外展開開始。

わさび チーちく® 海外向け

※商品のパッケージは発売当時および現在発売中のものとは限りません。

[注釈1]類聚雑要抄について
平安時代に発行された四巻からなる古文書。
宮中の恒例・臨時の儀式、行事における調度について詳しく記したもの。このほか、同書には祝宴の献立が数多く記されていて、その中に「蒲鉾」の名がしばしば登場する。なお、この古文書の読み方は数種ある。

参考文献
●「かまぼこの歴史」清水 亘:著(日本食糧新聞社)
●「全日本大百科全書」相賀哲夫:編集著作(小学館)

挿絵
●「かまぼこの歴史」清水 亘:著(日本食糧新聞社)
内:写本:1672年写 国会図書館、日比谷図書館加賀文庫

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