〜和食料理人野﨑洋光の〜　練りもので　酒の肴　綴り

「松風焼」とは、万葉集の一節にある歌が由来の料理です。ふわふわの魚河岸あげをたっぷり使った、酒杯が進む一品。

魚河岸あげ_®	1袋
卵	2個
長ねぎ	1/2本
白ごま	大さじ2
薄口しょうゆ	小さじ1

1：魚河岸あげ_®は、2cm角に切る。長ねぎは、粗みじんに切る。
2：ボウルに卵を入れて溶きほぐし、1と薄口しょうゆを入れて味を整える。
3：卵焼き器を火にかけ油をひき、2を流し入れる。
4：白ごまを表面にふり、蓋をして弱火で焼く。

ふんわりと焼きあげた松風焼は、熱いままでは上手に切れません。少し冷まして、切り分けましょう。

: 掘りたてのたけのこを具材に入れると、食感もフレッシュ。春の訪れを実感できます。

: はじかみしょうがを添えると、目にも鮮やか。さわやかな香りが、涼感を誘います。

: しいたけやしめじなどのきのこを加えると、晩秋を感じさせる風味に仕あがります。

1953年福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業。1980年「とく山」の料理長に、1989年に「分とく山」を開店し、総料理長となる。和食の技と素材の味を活かした家庭料理のレシピで定評がある。著書に、「免疫を整えるレシピ『分とく山』花板が挑む体にいいごはん」（高橋弘監修；創英社／三省堂書店）、「野﨑洋光のたのしい缶詰レシピ魚介類編」（東洋経済新報社）など多数。