先輩の
キャリア
水産学科 出身 1991年入社 供給本部 船橋工場長 K・N
- 1991年
- 入社。現在の船橋工場の前身となる工場の製造部門へ配属
- 1999年
- 工場内の生産支援部門へ異動
- 2004年
- 本社へ異動となり、生産調整や物流管理を行う部署にて勤務
- 2010年
- 生産関連部署から離れ、総務課へ異動
- 2013年
- 営業部門である東北支社へ、営業の業務管理課長として異動
- 2016年
- 船橋工場 業務管理課長として工場の労務管理・数値管理を行う
- 2020年
- 船橋工場 工場長に就任
若手時代を工場で過ごした後、総務や営業など幅広い部門を経験したN工場長。
温厚ながら仕事に熱い人柄で、分野の違う様々な部署で活躍してきました。
その人柄で18歳から65歳までの社員をまとめ、最高品質の商品づくりと人材育成を担う工場長として、日々奮闘するN工場長にお話しを伺いました。
工場長として忙しく過ごす、N工場長にお話しを伺いました。
製造の現場に長くかかわってきたからこそ、異動は驚きの連続。
2004年に長く務めた工場から、物流管理を行う部署へ異動となりました。そこで初めて、自分がつくっていた製品がお客様にどのように届くかを知り、それまで気にしていなかった「コスト」の目線と、商流を学びました。自分の世界が広くなったような感覚がありました。それは、長く工場で務めてきたからこその実感だったと思います。
自分の世界をさらに広げたいと思い始めた頃、総務法務部へ異動となりました。初めての本社勤めもとても緊張しましたが、今度はさらにまったく畑の違う仕事。まさに右も左もわからない状態でした。
総務・法務部では、契約書の管理やオフィス内のインフラ管理を担当しました。それまで、正直少し煩わしいと感じていた契約などの手続きが、会社にとってどれだけ重要であるかを知ることになりました。
「総務は、社員を見ることが仕事だよ。」という言葉を、当時の上司にかけられました。それまでは「商品」を見る仕事が主軸だったので、「人を見る」仕事に驚きと新鮮さを感じたのを覚えています。

異動の度に驚かされたし、周りにも驚かれた。と笑うN工場長。
でも、その度々の異動で得たものはとても大きい。それぞれの苦労や努力も知ることができた。そして何よりも、人との出会いが1番大きな財産。これまでに得た人脈に、今もとても助けられている。と、話してくれました。
様々な経験をした自分が、工場長としてできることは何か。
その後、古巣である船橋工場に業務管理課長として戻ることになりました。13年ぶりの工場に課長として戻るのは、今までとはまた違う緊張感がありました。かつて自分が行っていた仕事を管理職としてチェック・統制するので、現場に寄り添いながらも、しっかりと厳しい目線で見る必要があったからです。
その5年後に、工場長となりました。工場長は、工場のすべてを把握し、管理しなければいけません。また、自分の意見が工場全体の意見として受け取られるので、言動に責任を持つ必要もあります。
責任のある立場だからこそ、「まずはやる、やってみよう」という挑戦の精神を大切にしています。私は様々な環境で、たくさんチャレンジをしてきました。ですので、部下にも「やってみよう」と遠慮なく思ってほしいですし、それがきっと、若い世代の自信や未来につながっていくと信じています。若い世代がイキイキと挑戦できる工場をつくるのが、私の努めです。
「工場長って、おもしろそうだな。」若い世代に、そう感じてもらいたい。
工場は、ただものをつくるのではありません。安全や品質等、様々な分野ごとにルールや目標があり、直接会社の利益につながる数値の目標も持っています。工場長は、部下がそれぞれの目標を達成できるよう、工場内すべての状況を常に把握し、様々な課題や問題の解決に取り組みます。やるべきことは山積みですが、工場長の仕事は、まさに今まで学んだすべてを活かすことのできる、やりがいと達成感が大きい仕事です。
工場は、食品メーカーにとって最も重要な「商品」をつくる場所です。正直なところ、工場勤務に良いイメージを持ってくれない若い世代も多く、寂しさと悔しさを感じています。会社の思いを形にすることができるのは、工場だけです。そして、様々な部署を経験した上で、「工場長はおもしろい」と胸を張って言えます。
若い世代には、「こうなりたい」「この人を超えたい」そんな目標を常にもってほしいと思います。目標に近づいたときや達成したときは、自分にご褒美をあげてください。その繰り返しが、自分のステップアップになっていくと思います。そして、その繰り返しの先に「工場長」という目標をもっていただけたら、とても嬉しいです。
趣味は、愛車でのドライブというN工場長。自分の車は、ちょっぴりカスタマイズして、とことん大切に愛し続ける!と、仕事と話と同じくらいの熱量で話してくれました!
