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先輩の
キャリア

工学部出身 1994年入社 供給本部 副本部長 K・M

1994年
入社。横浜工場の製造部門へ配属
2006年
工場内の生産効率部門異動
2007年
自動車メーカーへ出向
2010年
製造部門の効率化を推進する供給推進室の生産調査部へ異動
2013年
生産調査部長に就任
2016年
紀文食品内で最大規模を誇る東京工場に工場長に就任
2021年
製造部門を統轄する供給本部の副本部長に就任

入社から約12年間、製造の第一線で活躍してきたM副本部長。
自動車メーカーへの出向や工場長など、「製造」を主軸にキャリアアップ。
そして現在は、製造部門を統轄する供給本部の副本部長として、製造部門の「改革」を担うM副本部長にインタビューしました。

入社から「製造」第一線。試行錯誤の日々でした。

入社後最初の配属は、横浜工場でした。今以上に生産数も業務も多い中、3年目には様々な世代の約20人をまとめるリーダーを任されました。毎日が慌ただしく、心身ともに鍛えられました。
当時の上司は、挑戦したいと言うとまずやらせてくれました。リーダーとして試行錯誤し、それが結果となって表れることがとても楽しかったです。たくさん失敗しても、何度も挑戦させてくれたことは、大きな財産になり、今でもとても感謝しています。

思ってもいなかった、新しい挑戦へ。

入仕事にも慣れ、次第に自身のキャリアについて考えるようになっていました。実力がついてきたと感じる反面、目の前の商品の製造に夢中で、具体的な将来があまり見えていませんでした。
そんな時、大手自動車メーカーへ出向の打診をいただきました。思ってもいないことでした。ただ、不思議と挑戦するという道しか考えず、少しの勉強期間を経て、出向することになりました。
その時、当時の会長に声をかけていただき、それが今でも強く心に残っています。
「必ず自分のためになる、絶対に君の今後の人生にとってプラスになるからしっかり勉強してきなさい」と、会社のためではなく、自分のために行くようにと言われました。「会社のために」と言われるとばかり思っていた私は、「人」を大切にする会社だということを、改めて実感しました。

K・M

工場内は助け合う風土があって一体感のある職場だった。
苦しいこともあったけど、同世代の社員同士で、時には協力しあいながら、良いライバルとして切磋琢磨しあった若手時代は、今思えば青春だった。とても楽しかったよ。
と、当時の思い出を本当に楽しそうに語ってくれたM副本部長。
若手時代の思い出を、とても楽しそうに思い出しながら語ってくれました。

自動車メーカーへ出向。実感した差。

3年間の出向は、大きな学びになりました。出向前、工場でリーダーをしていたときは、それなりに自分の仕事に満足していた部分もありました。そんな自分にとってこの出向は、大きな視野で「経営」を意識しなければ、本当の意味での「改善」「改革」は成しえないということを思い知った、今の自分に繋がる大きなターニングポイントとなりました。
出向先では、製造現場に入り込み、現場の問題点を見つけ、改善・効率化を推進する部署に勤務していました。そこで、工場で働く人々の技術、考え方、確立された生産方式を知り、「ものづくり」の根幹を学ぶと同時に、自社のレベルとの「差」も痛感しました。「ものづくり」のあるべき姿を、ここで知ったのです。

自社の効率化へ、そして工場長に。

出向から戻ってからは、出向先での経験を活かし、各工場の改善や支援を行う活動や、教育活動を行い、紀文の「ものづくり」の更なる発展、合理性を追求してきました。また、更に社外異業種の会社の現場改善をするという貴重な機会もいただき様々な経験、勉強をさせていただきました。
そして2016年、最大規模を誇る東京工場の工場長となりました。「安全」と「品質」という当たり前のことを1から再確認し、教育方法も見直しました。本当の意味での「基本」を大切にして、最高の商品を届けたいと、奮闘する日々でした。今までの経験を活かした改善活動や効率化も盛り込んだ新たな取り組みも推進していきました。工場長としての日々は、とても楽しかったです。大勢の人をまとめるのは大変ですが、やりがいの大きな仕事であることは確かです。
そんな中、とても嬉しかったのは、工場で若手を中心に実施した効率化が、社内で表彰されたことです。かつて自分が上司にしてもらったように、チャレンジの機会を与えたいと、思い切って若手に任せたところ、想像以上の素晴らしい結果を出してくれました。部下の成長を感じる瞬間は、本当に大きな喜びであり、自身のやりがいにもつながっています。

供給副本部長として、紀文という食品メーカーの未来を描く。

2021年に供給本部 副本部長となりました。自分のこれまでの経験は、本当に貴重です。その経験で得た学びや技術を、次世代へ繋ぎながら、「改革」していく食品メーカーを目指すのが、今の私に与えられている仕事だと思っています。
「自分に何ができるか」を常に考えていますが、時折、若い頃に上司にかけられた「まずやってみろ」という声を思い出します。考えるだけではだめ、行動しなくてはと、私を奮い立たせてくれる言葉です。
失敗を恐れず、進み続けること、挑戦し続けること。その積み重ねが、「改革」を起こすと思います。
私たちの仕事は、お客様に「おいしい」という幸せを届けることです。「製造」は、そこになくてはならない、責任とやりがいのある仕事です。そんな「製造」という仕事に、若い社員がやりがいや楽しさを感じられるように環境を整えていくことも私の役割であると感じています。私が取り組んできたこと、これから取り組んでいくことを、若い世代がもっと大きく飛躍させる未来を想像し、とてもワクワクしています。

休日は、学生時代の仲間や会社の同僚とゴルフを楽しむというM副本部長。良い仕事は、良いリフレッシュから!ということで、メリハリのある日々を過ごされているようでした。

K・M
K・M