堀知佐子さんのはんぺんのとんぶり和えのレシピ
材料(2人分)
とんぶり
50g
はんぺん(大判)
1枚
酢
10cc
しょうゆ
10cc
練からし
小さじ1/2
ピーナッツ
適量
菊の花びら
適量
作り方
- 1はんぺんはさいの目(5~6等分)に切る。ピーナッツは粗く砕く。
- 2酢・しょうゆ・練からしを合わせる。
- 3はんぺんととんぶりに、2を和える。
- 4器に盛り、砕いたピーナッツと菊の花びらを散らす。
とんぶり(アカザ科ホウキギ属)とは…
秋田県の特産品である。ほうき(箒)の材料に用いるホウキギの熟した種実である。
乾燥して蒸した種実が流通している。徳川時代から利用されていたらしい。本格的に栽培を始めたのは1950年以降といわれている。
ホウキギの葉も天ぷらなどに利用している。とんぶりは黒い小さな粒で、その形状と歯ざわりは魚卵のキャビアに似ているので「畑のキャビア」として、サケの卵の醤油イクラと混ぜて食べると高級感のある料理となる。
ゆでたものの100g当たりの成分は、たんぱく質6.1g、脂質3.5g、食物繊維7.1g(五訂増補食品成分表より)となっている。
生のとんぶりは、9月頃に出回る。それ以外の時期に出回るのは乾燥品である。生はゆでてから使う。
パラパラしているので粘りのあるヤマイモ、納豆、ナメコ、オクラなどと混ぜると食べやすくなる。
野菜の解説:鎌倉女子大学名誉教授 成瀬 宇平
ワンポイント
調味料をしっかりと合わせてから、とんぶりと和えましょう。
「地元野菜とはんぺんレシピ」より