堀知佐子さんの泉州水なすとはんぺんのかくやサラダのレシピ
材料(2人分)
水なす
1個
はんぺん(大判)
1/2枚
生姜
1かけ
みょうが
1玉
白ごま
少々
青じそ
1枚
しょうゆ
少々
作り方
- 1水なすは細かく刻み塩もみ(分量外)する。
- 2はんぺんは細かくつぶしておく。
- 3生姜・みょうが・青じそは細かく刻んでおく。
- 4全ての材料を合わせ、しょうゆをかける。
- 54に白ごまをふりかける。
泉州(せんしゅう)水なす(ナス科ナス属)とは…
大阪府下の泉州地方の特産の「水なす」である。地元の人は、卵型のなすや中長なすを「木なすび」といい、「水なす」の存在を強調している。本種の栽培の歴史は古く、南北朝時代末期から室町時代前期に書かれたといわれている「庭訓往来(ていきんおうらい)」に、「澤茄子」と書いて「みづなす」とふり仮名がつけてあるものが存在しているという。
果形は巾着形、果皮は淡赤紫色で、花落ち部の近くが淡緑黄色である。果皮は非常に軟らかくて、漬物のような塩での処理や煮物や汁の実のような加熱料理をしないで、生のまま甘辛く調味した味噌をつけて新鮮と風味を感じながら賞味できる。本種の生は、手で押さえて絞ると水がでるほど水分が多いので、農作業をしていて喉が渇いたときに、この本種を食べて喉の渇きをいやしたこともあったといわれている。
野菜の解説:鎌倉女子大学名誉教授 成瀬 宇平
※図のサイズは撮影時のなすで比較しました
ワンポイント
水なすは水分が多いのであまり細かく切ると、バラバラになってしまうので3mm程度に切りましょう。
水なすはジューシーなので生食がオススメです。そのまま切って、酢みそ・甘みそかけがポピュラーですが、堀流とっておきの食べ方はオリーブオイルと生姜汁のタレにつける食べ方です。
「地元野菜とはんぺんレシピ」より