堀知佐子さんの十市小なすのはんぺんはさみ揚げのレシピ
材料(2人分)
十市小なす
3個
はんぺん(大判)
1枚
小麦粉
少々
卵
1個
パン粉
適量
作り方
- 1なすは縦1/2に切り、切り口に小麦粉をふる。
- 2はんぺんは、なすの大きさに合わせて切る。
- 3なすではんぺんをはさみ、小麦粉・卵・パン粉をつけて、180℃に熱した油で揚げる。
- 4好みでウスターソースをかける。
十市(とおち)小なす(ナス科ナス属)とは…
高知県南国市十市地区で栽培していた「十市小なす」のことをいう。高知市のなすの栽培は、1821年に和歌山県から「鉄漿茄」という品種を導入してから始まった。その後自家採種や交配により品種改良を続け、1935年頃に「初月」(高知市初月地区の品種)と「真黒(しんぐろ)」との自然交配によりできたのが「十市小なす」で、現在も高級なすとして健在であるとされる。十市小なすは、1個20~30gの一口サイズの大きさで収穫するので、小なす品種群に分類されている。収穫される若い果実は卵形で愛らしい。果皮の照りのある濃い黒紫色と、ヘタの下の白色のコントラストが、この小なすの特長である。白色部は、ヘタ下の部分の生長が早いためにできる。果皮が固いので、天ぷら、煮物、漬物にむく。
野菜の解説:鎌倉女子大学名誉教授 成瀬 宇平
※図のサイズは撮影時のなすで比較しました
ワンポイント
小なすは肉質がしっかりしているため、火が通りにくいのではさみ揚にし、じっくりと火を通しましょう。
「地元野菜とはんぺんレシピ」より