堀知佐子さんのはんぺんとカボスのはさみ焼のレシピ
材料(2人分)
カボス
1個
はんぺん(大判)
1/2枚
しょうゆ
小さじ1/2
七味唐辛子
少々
作り方
- 1はんぺん1/2枚に切り込みを4~5箇所入れる。カボスは、5mm厚さの半月切りにする。
- 21の切り込みにカボスをはさみ、オーブントースターで2分ほど焼く。
- 3器に盛り、しょうゆと七味唐辛子をふる。
カボス(ミカン科ミカン属)とは…
ユズの近縁の香酸柑橘※で、「カボス」の名は、「ダイダイ」の古名の「カブス」が転訛(てんか)したといわれている。
果形はほぼ球形で、1個の重さは100~150gになる。果肉は淡黄色で、酸味が強い。果実を食す目的よりも、果汁の香りを楽しむ果実である。従って、果肉の手絞り汁を料理にかける利用法が多い。とくに、フグ料理には欠かせない柑橘である。果汁は飲料用にも加工されている。
果汁の有機酸はクエン酸が主体で、ビタミンCも多く含む。
大分県では、竹田市、臼杵市、本耶麻渓周辺で多く生産されている。来歴は明らかでないが、臼杵市に古木が散在し、最古の年齢のものは樹齢240年以上に達しているといわれている。
野菜の解説:鎌倉女子大学名誉教授 成瀬 宇平
※香酸柑橘:柑橘類のなかで酸含有量が多く生食用には適さないが、さわやかな酸味と香りをもち、いろいろな料理の調味料や薬味としてその風味を賞味する種類をさす。
ワンポイント
カボスの水分と香りが飛ばないように、加熱時間に注意しましょう。
「地元野菜とはんぺんレシピ」より