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報道用資料 「ごはん便り ~9月号 根菜ひっつみ~」について

更新日:2012年07月20日

紀文・ごはん便り
~野﨑洋光総料理長がつくる練りものと旬野菜を味わうごはん~
<9月号 根菜ひっつみ>

現代の日本料理界を代表する料理人、野﨑洋光さんに作っていただく旬を彩るごはん便り、今月は、つみれやにんじん、ごぼう、里芋がたっぷり入った具だくさんの「根菜ひっつみ」です。水で割った豆乳をだし代わりに使い、クリーミーな味わいに仕立てました。豆乳のやさしい甘みに、つみれからしみ出る魚のだしを重ねることで、特別なだし素材を使わなくても深い味に仕あげることができます。ざっくりとした食感のつみれは風味に優れ、食べごたえがあるのも魅力。たっぷりの具材と共に、もちもちとした食感のひっつみをお楽しみください。

ごはん便り9月号「根菜ひっつみ」

<今月の野﨑流ポイント>

① 深みのあるだしを豆乳とつみれで簡単に。魚の旨みが豆乳のだしに味の広がりをあたえます。
② もちもちとしたひっつみを作るには、空気と合わせるように混ぜ合わせることと、水加減が重要です。
③ 煮すぎると素材のおいしさが損なわれます。火にかける時間は最小限にすることを心がけてください。

◇◇◇野﨑流 和のこころ◇◇◇

① 甘みのある豆乳につみれの魚だしを重ねて味の幅に広がりを

水で割った豆乳は立派なだし。ほのかな甘みがあり、シチュー感覚で楽しめます。一般的なひっつみにはつみれを入れませんが、魚の旨みをたっぷり含むため、豆乳のだしに味の広がりをあたえることができます。だしだけでなくボリューム感が出るのも、つみれを合わせる魅力のひとつです。お好みでこしょうをふると、より洋風な味わいに。クリーミーなスープのアクセントになります。

② もちもちとしたひっつみを作るには水加減が重要

ひっつみを作る際は、粉っぽさがなくなるまで混ぜてください。水を多く入れすぎるとベタベタになってしまうので、様子を見ながら加減します。ひとまとめにしてふきんをかけ、温かい場所で20分ほど寝かせるのが生地を扱いやすくする秘訣。耳たぶくらいのやわらかさになったら、手でちぎりながら鍋に入れていきます。

③ 素材のおいしさを生かすため、煮る時間は最小限に

野菜にも練り製品にも、素材のおいしさがあるので、煮すぎるとせっかくの持ち味が損なわれてしまいます。火にかける時間は最小限に。完成までの時間を逆算して調理することが大切です。練り製品はそのままでもおいしく食することができるので、長時間煮る必要はありません。

<根菜ひっつみレシピ>

材料:4 人分

  • 紀文つみれ  8個
  • 里芋     100g
  • にんじん   40g
  • ごぼう30g
  • 塩      小さじ1/2
  • 薄口しょうゆ 小さじ2
  • 青ねぎ    1本
  • 調製豆乳   300cc
  • 水      300cc
  • 黒こしょう  少々
    • (A)ひっつみ

    • 小麦粉    50g
    • 水      大さじ1 1/2

作り方

  1. 1:Aの小麦粉と水を練り合わせてひっつみを作る。粉っぽさがなくなるまでよくこねておく。
  2. 2:里芋は1cmの厚さ、にんじんは5mmの厚さのいちょう切り、ごぼうは5mmの小口切りにする。青ねぎは3cmに切る。
  3. 3:鍋に2の根菜類と豆乳、水を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、5分ほど煮たらつみれを入れて2、3分煮る。
  4. 4:1のひっつみを、ひっぱって3の中に入れ、塩、薄口しょうゆを入れて味を調えながら煮る。ひっつみが柔らかくなったら火を止める。青ねぎを入れ、好みで黒こしょうをふる。
今月のピックアップ食材 根菜類<今月のピックアップ食材 根菜類>
にんじんは蒸れて水滴が付かないよう新聞紙に包み、洗いごぼうは乾燥しないようラップを巻いて冷蔵庫へ。泥つきのごぼうや、里芋は新聞紙に包んで常温で保存しましょう。
そして、根菜類の食感を楽しむためには、煮すぎないことも大切です。歯ごたえを感じながらしっかりと咀嚼することにより、消化の働きも助けます。

野﨑 洋光(のざき・ひろみつ)さん

野﨑 洋光(のざき・ひろみつ)さんプロフィール

1953 年福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業。1980 年「とく山」の料理長に、1989 年に「分とく山」を開店し、総料理長となる。和食の技と素材の味を活かした家庭料理のレシピで定評がある。
著書に、「免疫を整えるレシピ「分とく山」花板が挑む体にいいごはん」(高橋弘監修;創英社/三省堂書店)、「野﨑洋光のたのしい缶詰レシピ 魚介類編」(東洋経済新報社)など多数。

2012年7月

この資料に関する問合せ先
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