報道用資料 「ごはん便り ~4月号 門出おこわ~」について
更新日:2012年02月20日
紀文・ごはん便り
~野﨑洋光総料理長がつくる練りものと旬野菜を味わうごはん~
<4月号 門出おこわ>
現代の日本料理界を代表する料理人、野﨑洋光さんに作っていただく旬を彩るごはん便り、今月は、旬のたけのことアスパラに、カニ風味蒲鉾『マリーン』で彩りを加えた門出おこわです。『マリーン』の鮮やかな色が、もち米とたけのこの白に映えるお祝い料理。魚の旨味が凝縮された、やさしく上品な味わいの『マリーン』と、甘みを含んだ独特の旨味を持つたけのこは、とても相性のよい組み合わせです。お祝いの食卓は、喜びと格調を添える重箱の出番。器を変えるだけで、ぐっとフォーマルな印象に変わります。華やかな炊きおこわで、春の門出をお祝いしましょう。

<今月の野﨑流ポイント>
① 簡単な料理も器の工夫次第で“ハレの日”の料理に。お祝いの心づかいがアイデアにつながります。
② 調理の手間がかからない練り製品を使って、手軽に料理の幅を広げましょう。
③ 時間がかかるおこわも、炊飯器を使えば手早く調理できます。
◇◇◇野﨑流 和のこころ◇◇◇
① お祝いの料理もアイデア次第
春は門出の季節。定番の赤飯とはひと味違った料理でお祝いを表現してはいかがでしょう。新たなスタートを表す白いおこわに、成長の願いを込めた旬のたけのこを炊き込み、『マリーン』の赤をお祝いの彩りに。普段使わない重箱をこの様に活用すると、華やかな印象に。身近にあるものを上手に活用すれば、簡単なメニューも“ハレの日”の料理になるのです。
② 練り製品は調理の下ごしらえがいらない便利な食材
『マリーン』は、しっかりと魚の旨味が楽しめるので、素材の味を生かした薄塩仕立ての料理とよく合います。大きめにカットすれば、食感や風味、彩りも楽しめます。練り製品は、そのまま食べておいしい食材、調理の手間がかからない非常に便利な食材です。食材を上手に活用し、現代風にアレンジする知恵をつけると、料理の幅がぐっと広がります。
③ 時間がかかるおこわを、炊飯器で手早く調理
もち米は、炊飯器を使えば水につけておく必要もなく簡単に炊くことができます。吸水率のよいもち米は、吸水させると炊き水がなくなってしまうので、水につけても10分まで。洗ったらすぐに炊きましょう。炊きあがり後はすぐに混ぜてから蒸らすと、蒸気が全体に行き渡りふっくら仕あがります。
<門出おこわ レシピ>
材料:4 人分
- マリーン 8本
- アスパラガス 3本
- 胡麻塩 適宜
-
- A
- もち米 3合
- 水 450cc
- 酒 75cc
- たけのこ 正味150g
- 油揚げ 2枚
- 塩 大さじ1/4
作り方
- 1: 生のたけのこの皮をむき、乱切りにする。たけのこは、1%の濃度で塩を加えた大根おろしに約30分つけてアクを抜く。アク抜きが終わったら大根を洗い流す。
- 2:油揚げは、熱湯で油抜きをし、みじん切りにする。
- 3:アスパラガスを色よく茹で、4~5cmの長さに切る。マリーンは2等分に切る。
- 4:もち米を洗い、炊飯器にA(もち米、水、酒、たけのこ、油揚げ、塩)を入れ、炊飯器で炊く。
- 5:Aのおこわが炊きあがったら、アスパラガスとマリーンを混ぜる。器に盛り、お好みで胡麻塩をふる。

<今月のピックアップ食材 もち米>
炊飯器を使う「炊きおこわ」の場合、吸水は不要です。水につけても10分程度。蒸し器を使っておこわを蒸す場合は水を出来るだけ多く吸わせた方がふっくら仕あがります。その場合、3時間は水に浸して吸水させましょう。

1953 年福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業。1980 年「とく山」の料理長に、1989 年に「分とく山」を開店し、総料理長となる。和食の技と素材の味を活かした家庭料理のレシピで定評がある。
著書に、「野﨑洋光 和のおかず決定版:「分とくやま」の永久保存レシピ」(世界文化社)、「つなげていきたい 野﨑洋光の二十四節気の食」(家の光協会)など多数。
2012年2月
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