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報道用資料 「おでん手帖 ~1月号 睦月おでん~」について

更新日:2010年11月22日

紀文・おでん手帖
~毎月お届けする、野崎洋光さんの季節のおでんレシピ~
< 1 月号 睦月おでん >

現代の日本料理界を代表する料理人、野﨑洋光さんに作っていただく季節のおでん。今月は初日の出をイメージした華やかな色合いのおでんを紹介します。
「一年の始めはお客様をおもてなしする機会も増えるでしょう。今回ご紹介するのは、祝いや宴の席にぴったりな、紅白を取り入れた見た目にもめでたさを感じるおでんです。」とおっしゃる野﨑さん。レシピのポイントや旬の食材についても併せて伺いました。

おでん手帖 1月号 「睦月おでん」

<今月の野﨑流ポイント>

おでんに特別な決まりごとはありません。汁の味や具材は、柔軟な発想で楽しみましょう。

今回は、日の出をイメージして、はんぺんを細工しました。ぜひお試しください。

おでんを囲んで人と人とのつながりを深める

人と人とが仲睦まじくという意味から「睦月」と呼ばれている1 月は、家族や親戚などで集うことも多いと思います。一年で最も寒い時節ですから、人とのつながりや大切さを強く感じる機会として、おでんを囲むのもよいでしょう。
1 月下旬の「大寒(だいかん)」の頃になると、外は寒くても、野菜や果実はゆっくりと春を迎えるための準備を始めています。また、今回は春の七草のひとつである「すずな(かぶ)」を入れることで、春の訪れを感じさせるおでんにしました。

汁の味わいや具材にひと工夫、おもてなしのおでんを楽しんで

おでんに特別な決まりごとはありません。自由な発想でさまざまな味付けをお試しください。豆乳鍋からヒントを得た今回のレシピは、大豆のコクと風味が練り製品のうまみを引き立てる、優しい味わいのおでんに仕あがりました。
また、初春らしく雪景色に初日の出が昇る情景をイメージし、はんぺんの中にカニ風味蒲鉾を入れた主役の練り製品で華やかに日の出を、豆乳で雪景色を演出しました。今回のレシピでは、もちを入れますが、締めにはうどんやご飯でもおいしくいただけます。ハレの日のごちそうを満喫したあとは、胃を休めてゆっくりと日常の食生活に戻すためにも、春の七草などの野菜を入れた滋味豊かなおでんを、新年のおもてなし料理としておすすめします。

<睦月おでん レシピ>

材料:4 人分

  • はんぺん 1 パック
  • マリーン(カニ風味蒲鉾) 8 本
  • 魚河岸あげ 1 パック
  • かぶ(白い部分) 4 個
  • かぶの葉 1/2 束分
  • 大根 20cm
  • もち 4 個
    • 水 500cc
    • 調整豆乳 500cc
    • 塩 小さじ1

作り方

  1. 1. はんぺんを3 等分に切る。ペティナイフなどでそれぞれのはんぺんの中央部分に穴を開け、カニ風味蒲鉾を入れて3 等分に切る。
  2. 2. かぶは皮をむく。鍋に湯を沸かし、かぶとかぶの葉を、それぞれ下ゆでする。かぶの葉は3 等分に切る。
  3. 3. 魚河岸あげを霜降りする。もちは軽く焼いておく。
  4. 4. 鍋にA と1、魚河岸あげを入れ、中火で火にかける。
  5. 5. 4 が沸騰したら、かぶと焼いたもちを入れ、最後にかぶの葉を入れる。

※霜降りとは: 食材の下処理で、サッと熱湯に通すこと。表面のぬめりやくさみを取り除き、その後の加熱によりうまみが抜けるのを抑える目的で行う。

今月の旬の食材 かぶ

<今月の旬の食材 かぶ>
丸い形が鈴に似ていることから、「すずな」とも呼ばれています。
かぶはだしをよく含み、煮ることで甘みが増します。また、独特のとろっとした食感は舌触りもよく、おでんの具材にぴったりです。栄養が豊富な葉も、捨てずに一緒に調理しましょう。
やわらかく、火の通りが早い野菜なので、おでんにするときは煮すぎないようにしてください。

野﨑 洋光(のざき・ひろみつ)さん野﨑 洋光(のざき・ひろみつ)さんプロフィール

1953 年福島県生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業。1980 年「とく山」の料理長に、1989 年に「分とく山」を開店し、総料理長となる。和食の技と素材の味を活かした家庭料理のレシピで定評がある。
著書に、「野﨑洋光の一膳ごはん」(家の光協会)など多数。

次回(2 月号)は、
「粕おでん」のレシピをお届けします。

2010年11月

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