朝食を食べないと骨格筋量が少ない、朝に多くたんぱく質を食べていると骨格筋量が多い、といった研究結果が存在します。筋肉量が減少すると基礎代謝が低下し、太りやすくなるリスクが高まります。体形の維持や肥満の予防には、朝のたんぱく質摂取が重要です。
高齢者では、加齢に伴う筋肉量の減少が、筋力や身体機能が低下する「サルコペニア」や心身の活力が低下する「フレイル」といった状態につながります。朝のたんぱく質摂取で、筋肉量を増加ないし、少なくとも維持することを通したフレイル・サルコペニアの予防が重要です。
朝のたんぱく質摂取は、体内時計を整えることにも重要な役割を果たします。体内時計の調整は、生活習慣病の予防などにつながるだけでなく、勉強などの午前中におけるパフォーマンスアップなど、日常生活のさまざまな場面に良い影響を及ぼします。
たんぱく質はDIT(食事誘発性熱産生)が高いので、糖質や脂質に比べ、エネルギーに変換されるときにより多くの熱を発生します。1日のうちでもっとも体温の低い朝にたんぱく質を摂ることで、体温が上昇しやすく、冷え対策にもなります。
