HOME > 公益財団法人 紀文・保芦記念財団 > 奨学生からのメッセージ
私は学内の掲示板に貼ってあった貴財団の案内を見て、奨学生の応募を決めました。多種多様な海洋生物の養殖技術を確立したいという自分の目標は、水産業の発展に大いに役立つと考え、貴財団の期待に応えられると確信したからです。奨学生として採用いただいたことで、学業をこの上なく充実させることができました。インターンシップ実習・フィールドワークで得た知識・経験をもとに、自分が選択するべき研究の方向性について熟考することができました。奨学金を活用し学びの範囲を広げたことで、水産業に従事する人々の考え方について知り、自分の進路決定に役立てることができました。
これからも、日本の水産業が明るい未来を迎えられるよう、将来の水産を担う一人として邁進して参ります。これから奨学生を目指す皆さん、お互いに全力を尽くしましょう。
私は母子家庭で育ちました。そんな母が末期がんを患ってしまい、ガン自体や使用している薬の副作用で仕事以前に日常生活に支障がでるようになってしまった。このままでは大学に通うことなど無理な話でした。僕には母のように苦しんでいる人を「食」で助けたいという思いがあり、この思いを諦めたくない、そう思い、貴財団の奨学金に応募しました。
2年間の受給期間を終えた今でも、当初からの思いに曇りはありません。母のように苦しむ人が一人でも減ることを願い、今後も戦い続けたい。貴財団の奨学生に申し込もうと考えているみなさんも、目標を諦めずに頑張ってください!!
学内のお知らせで貴財団の奨学生募集を拝見し、応募させていただきました。私にはまだ幼い弟がおります。私の学費や生活費が家計に負担をかける可能性がございました。そのため、自身で全学費を賄う事を条件に大学院に進学いたしました。貴財団からの奨学金はその一部にあてさせていただきました。大学院では最先端の研究に取り組ませていただき、思い通りに進まないことも多々ございましたが、学会への参加や修士論文の提出を経て、無事に修了することができました。
今後は食品業界に就職し、夢である商品開発の業務に携わりたいと考えております。改めまして、貴財団のご支援に深く感謝申し上げます。
大学生活においては、貴財団とのご縁をいただいたことで、経済的な不安なく学業に集中する事ができました。そのおかげで、かねてより希望していた講義で得た知識を実験や学外実習を通して、深く理解する機会にも恵まれました。
これから奨学生を目指す皆様の中には、「自分には無理かもしれない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご自身の思いや取り組みを等身大の言葉でまっすぐに伝えることが何よりも大切だと思います。皆様の熱意ある挑戦が実を結びますことを心より願っております。
最後になりますが、私の大学生活は貴財団の皆様からの温かいご支援により、大変有意義な学びと経験に満ちたものとなりました。2年間にわたる多大なるご支援に深く御礼申し上げます。
私が貴財団の奨学生に応募したきっかけは、アルバイトにより睡眠不足が続いたことでした。大学近くのアルバイト先から自宅までの距離が遠く、十分に睡眠時間が確保できなかったことから、研究に支障をきたすようになりました。そうした中、貴財団の奨学金を知り、研究により専念するために応募を決意しました。取り組んだ研究成果を学会で発表し、多くの方々からご意見やご助言をいただく貴重な経験となりました。
食品関係の企業に就職し、今後は大学で得た知識や経験を活かし、多くの人々の食を支えるために精進してまいります。みなさんが学業・研究に対し、最大限の力を発揮できることを応援しています。
大学の授業・研究に加えて、学芸員と教職の資格取得のための勉強にも力を入れたいと思い、応募しました。奨学生として採用いただいたことで、学業に集中することができ、順調に単位取得・研究活動、サークル活動をすることができました。
今後も水産資源の保全のための勉強や活動を行っていきます。さらに、学芸員と教職で身につけた「人に伝える力」を生かして、水産資源の重要性と保全のために何ができるのかを伝えていきたいと考えています。
私は食の欧米化が加速する現代社会における生活習慣病の増加に強い関心を持ち、「人々の健康維持に貢献したい」という信念のもと、大学院への進学を決意しました。しかし、母子家庭であるため、生活は厳しく、学業とアルバイトの両立を余儀なくされ、研究に十分な時間を割くことが難しい状況でした。そんな中、指導教員の勧めで貴財団の奨学金制度を知りました。この奨学金を生活費に充てることでアルバイトの日数を減らすことができ、研究に集中する環境を整えることができました。
大学院で培った知識や経験を活かし、今後は研究職に従事し、よりよい検査薬の開発を通じて人々の健康維持に貢献していきたいと考えています。経済的な理由で夢を諦めかけている方がいるならば、ぜひこの奨学金に挑戦してほしいと思います。
私が貴財団の奨学生に応募しようと思ったきっかけは、学部生の時から貸与奨学金を借りており、週4~5日でアルバイトをする生活だったのですが、大学院に進学してからは研究に専念したいと考えていた時に、研究室の教授から紹介していただいたことでした。大学院では研究に専念し、学会にも参加しました。また、高校生からの夢であった食品メーカーに挑戦することも決まりました。
今後は大学院生活で学んだことや身につけたスキルを活かし、社会に貢献したいと考えています。
私は小さい頃から母親一人に育ててもらい、現在大学に通っています。実家からでは通学に時間がかかることから、学業に専念するために大学付近で一人暮らしを始めたことに加え、母の体調不良もあり、経済状況が苦しく、この奨学金に応募しました。
私は、この奨学金を学費や専門書に活用し、現在は食と寿命に関する研究をしています。また、教職課程を経て、中学・高校の教員になるための勉強もしています。さらに、アルバイトに充てる予定だった時間を活用し、地域の学習支援ボランティアを立ち上げました。
今後は大学院へ進学し、さらに専門的な生化学の知見を広げるとともに、日本食を広め、研究する分野で活躍したいと考えています。
ぜひ、みなさんにも奨学金を活用して有意義な学生生活を送ってほしいと思います。
私は、貴財団の奨学金を活かして自分の興味・関心を広げ、多くの事に挑戦しました。具体的には視野を広げる為に様々な講義を履修し、研究室活動が始まってからは積極的に研究室に行き、先輩方の実験見学や手伝いをさせていただいていました。
学生時代に自ら取り組んだ事は、今後の人生で必ず生きてくると思います。私自身も今後生活を送る中でチャレンジする姿勢を大切にしていきたいと考えているので、奨学生を目指す皆さんにも、沢山の事に挑戦して、沢山の経験を積んでほしいです!応援しています!頑張ってください。
私は「食の安全・安心」という人類共通の願いに応えるため、自分の研究と学びを深めたいと強く思って応募しました。大学院では授業を通じて、持続可能な水産業の発展に必要な政策や経済の仕組みを学びました。研究以外でも、国内外の事例を学ぶため、海外派遣制度や研究プログラムにも参加し、多様な視点を得ることができました。また、サークルやボランティア活動を通じて実社会の課題にも触れ、机上の学びを現場で生かす大切さを実感しました。奨学金をいただけたことで、経済的な不安を軽減しながら学びに専念できたことに心から感謝しています。そして今、これまでの学びを活かし、日本の水産資源を持続的かつ安定供給する仕事に携わります。
皆さんも、自分の夢や目標に向かってぜひ挑戦を続けてください。必ず、何物にも代えがたい達成感を得ることができます。心から応援しています。
私が所属した研究室は国際学会の参加、海外の大学との交流が盛んで、奨学生に応募したきっかけの一つに、与えられたチャンスに積極的に参加したいということがありました。実際、海外で実施された国際学会に参加することとなり、奨学金の支援を糧にチャレンジすることができました。その結果、発表準備に際して自分の研究だけでなく、語学力をあげるきっかけにもなり、学会当日は国内外の多くの専門家と会話を交わすことができました。また、研究室の留学生と研究の議論を英語で行う事もでき、研究生活がより充実したものになりました。
奨学生に応募したことは、自分自身の可能性を広げることにつながるでしょう。私の経験談はとても個人的なものではありますが、これから奨学生となる方々の未来も有意義で輝かしいものになることを願っています。
学生実験でかまぼこの食べ比べをして、魚類の食品加工に興味を持ったことが奨学生に応募しようと思ったのがきっかけでした。学部4年生の1年間は東京の大学で実習生として卒業研究を行ったので、物価が高い東京都での生活は、奨学金にかなり助けられました。奨学金のおかげで、勉強に集中することができ、東京の大学院へ進学することができました。
今後も研究に励み、学会発表できるような研究結果を出せるよう頑張ります。
私には、私立高校に通っていた双子の妹2人がおり、海外の短期留学を控えていた私は、その資金を自らのアルバイト代で捻出した。生活の大半をアルバイトに費やして学習活動に必要な学資を捻出することは、学生として本末転倒であり、学業に専念するために給付型奨学金の応募に至った。私は、長期休業期間には、日本各地の農家で実習を行うことで、奨学金を活かして生産現場を学んだ経験から幅広い農業の知見を得て研究も含め様々な活動に繋がっている。
今後は食品の研究者として、貴財団の1期生として、日本の将来を担う人材に成長していきたい。これからも奨学生を目指す皆さんの活躍を祈っています。