春~たらの芽とつみれの和え物
2月の立春から季節は春。日差しに力強さを感じる日が次第に増えていきます。春はビタミンやミネラルが豊富な「緑」の野菜をたくさん食べて体の中からリフレッシュ。レシピは気分がシャキッとする、爽やかな香りあふれる野菜と、青魚のパワーが詰まったつみれのコラボレーションです。つみれと多種類の青菜を合わせた栄養バランスの良い和え物は量をたっぷり食べるのがパン流です。
緑の食材
ほうれん草、小松菜などの葉物野菜、きゅうり、ブロッコリー、ピーマン、枝豆など。
春菊、セロリ、ニラ、香菜など香りの強い野菜もたっぷり取りましょう。
お茶でも入れてひと休み季節でお茶も替えましょう
食べることが大好きな中国の人はお茶も大好き。季節に合わせたお茶を楽しみましょう。
春緑茶
緑茶は、中国では春から夏に飲むお茶です。緑が芽吹く春には緑のお茶で、心も体もリフレッシュするのがおすすめです。
パン・ウェイさんプロフィール
暦の上では5月の立夏から早くも夏が始まります。強い日差しや暑さだけでなく冷房による冷えも体へのダメージとなる夏には、「赤」の野菜、トマトを使ったチリソースで食べる冷麦がおすすめです。「夏至吃麺(シャージュチューメン)」と言って、麺類(小麦粉)を食べて体力を消耗する夏の暑さに備えるのが中国の考え方。しっかり食べて、元気に夏を乗り切りましょう。
日本ではうなぎと結びつけた夏の土用だけがよく知られていますが、中国では立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの前2週間ほどを土用と呼びます。これは、体調を崩しやすい季節の変わり目は注意して過ごしましょうという古くからの教えです。今回はバテ気味の季節にも食が進む、中華風の味つけをしたうなぎの蒲焼きを野菜とともにレタスで巻いて食べるレシピをご紹介します。
秋は夏の疲れを癒しながら、冬を元気に過ごすための準備を整える季節。暦の上では8月上旬の立秋から秋は始まります。低脂肪で良質な魚のたんぱく質が取れるはんぺんは、秋の体にうれしい食材です。焼きなすにはんぺんと甘辛い肉そぼろをのせたら、最後に菊の花びらをトッピング。秋らしい装いで、食感も面白い一皿です。
11月の立冬を迎えるころにはだいぶ日も短くなり、冬の訪れが近いことを予感させます。寒さに備えて体にエネルギーを蓄えたい季節におすすめのレシピは、冬に旬をむかえる大根のサラダです。大地に根差して丸々と太った大根に、栄養豊富な黒の食材、昆布や、香ばしい長ねぎのみじん切りを合わせて味つけはシンプルに。噛むほどに素材の旨味が広がります。