HOME > 部門の紹介
当社は紀文グループの西日本（関西・中四国・九州）エリアの食品製造販売事業を担っており、岡山県総社市に主力の工場があります。この岡山総社工場は紀文グループの工場の中で一番新しい設備を備えており、西日本の主力商品の製造拠点となっています。
かまぼこの製造工程
同工場ではかまぼこやちくわなどの練り製品、餃子などの惣菜、健康志向にお応えした糖質０g麺などを製造しています。これらは攪拌、成型、加熱、包装、冷却、梱包の工程を経て製造され、隣接する物流センターからフレッシュな鮮度のまま流通先に出荷されます。
ちくわの焼き工程ラインをチェックする
これらの仕事を支えるために、製造ラインを常に効率的かつベストに保つための改善・点検・整備などを行う「生産効率保全」、商品の出荷や物流管理を行う「生産調整」などがあります。
製造ラインを整備する「生産効率保全担当」
私たちは「疑わしきは仕入れせず、製造せず、出荷せず、販売せず」という“紀文ものづくり哲学”に基づき、“食の安全”を念頭に徹底した品質管理を行っております。
具体的には社内基準の順守の徹底や品質維持向上の諸施策、安全確保のための細菌検査、保存検査等を日々行い、お客さまに安心して召しあがっていただけるように全力で取り組んでいます。
毎日欠かすことなく行われる検査
お客さまに安全な商品を第一に考える品質管理担当
仕組みなどとして、岡山総社工場は、 HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point：危険分析重要管理点)システムを導入し、食品安全マネジメントシステム ISO22000 の認証を取得しています。また、各輸出先に対応したものづくりを実施し対米・対EU用輸出食品の施設の認定も受けています。
お客さまの生活様式や動向を捉え、市場調査をベースに先見性を持ち、春夏、秋冬ごとの季節に合わせた商品の企画・開発を行っています。その根底には“紀文のものづくり”＝「革新性」という考えがあり、地域のお客さまに愛される商品開発でありたいと考えています。
お客さまのエリア特性に関する打ち合わせ
「大吟醸酒粕使用粕汁」
例えば2021年の新商品の「大吟醸酒粕使用粕汁」。粕汁は古くは塩蔵した魚と野菜を酒粕入りの汁で煮込んだ汁もの料理で、関西地方ではおなじみのメニュー。この粕汁をご家庭で簡単に召しあがっていただきたいとの思いから、大吟醸酒粕を使用し、ちくわなどの7種の具材を入れた電子レンジで温めるだけで食べられる調理済みの粕汁を販売したところ、お客さまからご好評をいただきました。
また、時代に合わせたパッケージ形態の開発やパッケージデザイン機能の企画・立案も行っています。
商品企画の商品コンセプトを実現するために、西日本のお客さまの嗜好に合った、素材・配合・技術などの考察、選定を行い、理想的で独創的な形に具現化し、製造ラインに落とし込んでいきます。
また、製品差別化技術を駆使して商品力の向上に日々努めています。
上司からさつま揚の特性を学ぶ若手社員
例えば2016年に販売を開始した塩分カットシリーズ。減塩志向に対応した練り製品をお届けしたいという商品企画者の思いを受け試作を開始しました。しかし、練り製品のおいしさの特徴に「弾力」があり、この弾力形成に必要となるのが「塩」と「加熱」であるので多くの苦労を伴いました。減塩により弾力低下や味の曖昧さが発生しないように技術陣は試作を重ね、製造工程や配合の工夫により商品化に成功しました。
塩分カットシリーズ
エリアマーケティングを展開し、関西から九州まで、地域に密着した営業体制のもと、流通の皆さまへの提案型営業や店頭プロモーション活動を通して、消費者の皆さまに商品を手に取っていただく活動を行っています。
店頭用のPOPを選ぶ
例えば2021年に販売した「おうち喫茶 厚焼玉子」。喫茶店の名物メニューのパンに玉子焼が挟まったサンドイッチを自宅で簡単に作れるように、売り場で楽しく簡単な調理法を紹介した動画を放映したり、断面が見える調理例を陳列することで、皆さまにお試しいただくことができました。
Youtube®でも調理法動画を配信
おうち喫茶 厚焼玉子
紀文西日本の営業は、地域の流通の皆さま、消費者の皆さまに感動と満足をお届けする事を使命として日々まい進しています。
