HOME > 企業情報 > 紀文ヒストリー
蒲鉾に代表される水産練り製品は、平安時代の古文書「類聚雑要抄(るいじょうぞうようしょう)」にすでに登場するほどの伝統食品。四方を海に囲まれ、種類の違う魚が豊富に獲れる風土の恩恵を受け、1,000年かけて発達してきた日本の誇るべき大きな発明である。もともと宮中の祝宴料理であった蒲鉾が、武家を通じて広く普及し、さらに多様化して庶民の食文化の一角を担うようになったのは、江戸時代のことである。 左画像:漆器「木賊柄花見弁当」(江戸時代初期)
平安時代に発行された四巻からなる古文書。 宮中の恒例・臨時の儀式、行事における調度について詳しく記したもの。 東三条殿における装束の仕様について記し、平安時代のいろいろな調度についての研究に貴重な資料である。 左記の挿絵は室町時代中期の写本で、そこには永久三年(1115)七月廿一日戌子、関白右大臣、東三條へ移御のときの祝宴の高坏の図にも「蒲鉾」が記されている。 このほか、同書には祝宴の献立が数多く記されていて、その中に「蒲鉾」の名がしばしば登場する。なお、この古文書の読み方は数種ある。
●参考文献 「かまぼこの歴史」 清水 亘:著 (日本食糧新聞社) 「全日本大百科全書」 相賀哲夫:編集著作(小学館) ●挿絵 「かまぼこの歴史」 清水 亘:著 (日本食糧新聞社) 内:写本:1672年写 国会図書館、日比谷図書館加賀文庫