豆乳鍋;健康にも美容にもいい豆乳鍋!そんな豆乳鍋を詳しく紹介します。是非、チャレンジしてください!

- プロフィール
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成瀬宇平(なるせ・うへい)
1935年福島県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。同大、同学講師、鎌倉女子大学教授を経て、現在、鎌倉女子大学名誉教授。医学博士。「図説魚の目きき味きき事典」、「すしの蘊蓄旨さの秘密」以上(講談社)、「応用調味料の事典」(柴田書店)など著書多数。
豆乳鍋がスーパーバランス栄養食である理由

- その1
アミノ酸が自然にとれ、疲労回復を促進(煮込むことで疲労回復物質のアミノ酸が増える)
- その2
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を同時にとれる(動物性・植物性たんぱく質は同率でとるのがベスト)
- その3
不足しがちな野菜もおいしくたっぷりとれる(野菜に豆乳スープがよく絡んでシチューのような味わいに。野菜が苦手な子どもも食べやすい。)
- その4
豆乳鍋を囲み、健康によい日本型食生活を楽しむ(豆乳鍋を囲んで、楽しくバランスの良い食生活で家族のコミュニケーションを)
- その5
美肌効果の促進と、更年期症状の緩和にも(抗酸化作用で日焼けやシミ、ソバカス、肌の老化防止。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、更年期症状の緩和に役立つ)
- その6
大豆たんぱく質で脳を活性化(大豆に含まれるトリプトファンはセレトニンをつくり、脳の働きを活性化する)
- その7
豆乳の機能性成分で健康効果を高める(カルシウム吸収に速効性を発揮、大豆ペプチドには抗酸化作用もあり、血液サラサラ効果も見込まれる)
鍋の素材
大豆は、中国、朝鮮半島、日本などに分布するツルマメから発生、中国を起源に東アジア全域で貴重な栄養源として、古くから栽培されている。主成分はたんぱく質と脂質で、脂質にはコレステロールを低下させる作用のあるリノール酸などの不飽和脂肪酸に富む。ビタミンB 群やE も豊富。
豆乳は、水に漬けてやわらかくした大豆に、水を加えながらすり潰した呉(ご)を絞ったもの。大豆の成分をほぼ損なうことなく手軽に飲める豆乳の効能は健康飲料として、日本、中国、台湾、韓国、ベトナム、タイなどで飲まれている他、アメリカやヨーロッパにも広がっている。
<大豆の故郷、中国>
大豆は5000 年前から栽培されてきた。豆乳は豆漿(トウショウ)として全土的に普及、朝食時のお粥と一緒に飲用される。大豆加工品の種類は日本より多く、特に豆腐は南豆腐、凍豆腐、豆腐乾などさまざまあり、豆腐を使った料理も豊か。
<日本>
古い医学書「医心方」(984年)の巻三〇の五穀部では胡麻の次に大豆が紹介され、膝の痛みや便秘、さまざまな尿の病気を除くなど、日本でも古くから薬効が知られていたことが分かる。中国からもたらされた大豆を日本は独自に発展させ、味噌、醤油、納豆など、豊かな大豆食を作り出してきた。特に豆腐は、主に貴族や僧侶たちだけの食べ物であったが、江戸時代になると、安くておいしい、身を養う栄養のある食品として広く庶民にも普及、「豆腐百珍」をはじめ、多くの料理書で調理法が紹介された。
日本の世界的な長寿は大豆を食べてきたことが理由の一つと言われている。
<韓国> 豆乳は飲むだけでなく、料理での利用もされる。軽く塩味をつけた豆乳汁でいただく「そうめん」は夏の定番メニュー。大豆葉も塩漬けにして乳酸醗酵させていただく。
<アメリカ>
1 日に25gの大豆たんぱくを毎日食べると心臓病の原因になる血中コレステロールを下げる効果があると1999年にFDA が発表以来、大豆の効能が広く認知されるようになる。現在、ソイミルク(豆乳)やトーフバーガー、トーフサラダなどスーパーにも大豆加工品の品揃えは豊富。最近では、炭水化物の摂取を減らし、たんぱく質の摂取を増やす「ローカーブダイエット」の流行で、改めてソイプロテインが注目されている。
▼参考文献
- 「からだの不思議」2004年3月号(健学社)
- 「豆の事典その加工と利用」(幸書房)渡辺篤二監修
- 「豆乳パワーのすべて」(青春出版社)中澤勇二監修
- 「東アジアの食文化」(研文出版)中野謙二
- 「医心方(食養篇)」(東洋医学薬学古典研究会)丹波康頼原著、粟島行春著
- 「食べものは医薬-『医心方』にみる四千年の知恵」槙佐知子
- 「おいしい理想食五穀・雑穀」(同文書院)牧野直子監修
- 「食材図典」(小学館)
報道用資料 2004年発行「紀文鍋白書」より *インタビュー内の栄養成分の表記等は、各報道用資料発行当時の公表数値に基づきます。
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