報道用資料鍋白書:鍋と食生活をテーマとする報道用資料「紀文・鍋白書」をご紹介します。

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香取 薫(かとり・かおる)さんプロフィール
インド料理研究家。キッチンスタジオ「ペイズリー」主宰。
1985年国際青年年記念のインドオリッサ州のボランティアキャンプに参加し、インド人スタッフと毎日食べたカレーに魅せられ本格的に研究を始める。17回にわたる渡印で、さまざまな地方の主婦たちから本場の家庭料理を習う。
料理教室は来月で16年目を迎え、日本の気候や味覚に合う独自のスパイス使いには定評がある。
2001年よりスパイス料理をもっと知ってもらおうとレストランをスタート。
著書に「インドごはん スパイスで元気」(出帆新社)がある。 |
スパイスから作る本格カレー鍋 調理のポイントはスープの素をじっくり炒めること
話題の鍋としてこの冬人気を集めているカレー鍋ですが、人気の理由は子どもから大人までに好まれる定番家庭料理、“カレー”と“鍋”の組み合わせではないでしょうか。今回紹介するのは、「6種のスパイスで作る本格カレー鍋」と「カレーだれの簡単串おでん」の2品のレシピ。どちらも今年注目のカレーをベースにした、新しい鍋とおでんの提案です。
「6種のスパイスで作る本格カレー鍋」は、スパイスを使った本格的なカレーを鍋料理にアレンジしました。味は本格派ですが、難しいテクニックは必要ありません。
調理のポイントはスパイスを油で焦がさないよう炒めて香りを十分に引き出すことと、スープの素になる玉ねぎとトマト、にんにく、生姜のペーストを油が染み出るまで弱火でじっくりと炒めること。特に、玉ねぎのペーストを炒めるのはおいしさが決まる重要な工程なので、根気良く丁寧に炒めましょう。
カレー鍋と相性が良い野菜はクレソンや春菊などちょっと苦味のあるもので、パンチのあるカレーの味わいと良く合います。他にきのこやじゃがいも、里芋なども合いますよ。肉や魚介類は今回使った「鍋だね 海老」や「鍋だね 合鴨つくね」のように、団子状になっているものが手軽でおすすめです。ゆで玉子は汁の味が良く絡むよう、ターメリックと塩をまぶして下味をつけ、こんがりと焼いてから鍋に入れました。
しめくくりの麺やご飯は鍋の楽しみのひとつですが、今回のカレー鍋では、残った汁に無調整豆乳を加えてビーフンをいただきます。豆乳を加えたカレースープはまろやかで優しい味わいです。
おでんとカレーは相性抜群、手軽で楽しい田楽風カレーおでん
「カレーだれの簡単串おでん」は、市販のおでん汁の素とカレールーを使う手軽なメニュー。おでんに欠かせないはんぺんやちくわぶ、ごぼう巻などの練り製品を中心に、大根やうずらの玉子、ソーセージなど、バラエティー豊かな具材を串に刺し、唐辛子を散らしたピリ辛の汁でさっと煮て、熱々のカレーだれをかけながらいただきます。
田楽スタイルにすることで、おでんの汁とカレーだれの2通りの味わいを楽しめるようにしました。だしの染み込んだおでんとスパイシーなカレーは絶妙な組み合わせで、今までにないおいしさです。また、おでんの汁を飲みながらカレーだれをつけた具材をいただくのもおすすめの食べ方です。
仕上げに振りかけるガラムマサラは、数種類のスパイスを合わせた万能調味料。ひと振りするだけで広がる香りが食欲をそそり、いつものカレーとひと味違ったおいしさです。辛いものが好きな方は、同量の七味唐辛子を混ぜ合わせてもいいでしょう。
カレールーは、今回は辛口を使いましたが、お子様が食べるときは甘口を用意してくださいね。
好みの具材を選びながら食べる串おでんはそれだけでも楽しいものですが、今回のカレーおでんは、串おでんの静岡風やつけだれで食する青森風、汁を飲みながら具材をいただく韓国風など、各地のおでんを取り入れたメニューなので、様ざまなおでんを話題にしながら食べると会話も弾み、一層食卓が盛り上がりますよ。
カレー鍋&おでんはくせになるおいしさ、ぜひこの冬の定番メニューに加えて
今回のカレー鍋のレシピでは、シナモンとベイリーフ、クローブ、カルダモン、クミン、ターメリックと、体を温めるスパイスを中心に6種類を選びました。スパイスは料理の味を整え、香りをつけるだけでなく、様ざまな薬効も体に取り入れることができる調味料です。
インドの主婦は十数種類ものスパイスを、その日の家族の体調や気候に合わせて使い分けていますが、3〜4種類のスパイスを揃えるだけでも、十分においしくて体に良い料理を作ることができます。また、数種類使いこなすだけで料理の幅がぐんと広がりますし、家族をあっと驚かす本格的なスパイス料理が作れるので、まずは、手軽に作れるカレー鍋のレシピで、スパイスを使う楽しみを知って欲しいですね。
流行のカレー鍋と今回紹介したカレーおでん。どちらも寒い冬にぴったりの体を温める鍋料理です。この冬は、話題の鍋を我が家のレパートリーに加えてみてはいかがですか。
報道用資料 2007年発行「紀文鍋白書」より
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