-

紀文の季節;鍋、おでん、豆乳鍋の知識を満載

-

なべ;冬はやっぱりお鍋でしょう。山海の幸に恵まれた日本では、各地に自慢のお鍋があるのです。

世界の鍋料理 鍋はどこでも温かい

中国

「フォクオシュイチャオ」

中国「フォクオ(火鍋)」は、ちょうど日本のしゃぶしゃぶ鍋のような形の銅鍋。中央の円筒に炭をおこして使います。お正月には必ずといっていいほど食卓に登場し、「シュイチャオ(水餃)」、すなわち水餃子を煮て新年の幕開けを祝います。餃子といえば日本ではすっかり庶民的なものになっていますが、本国ではお正月のメイン料理です。

「サオヤンロウ」

「カオヤーツ(北京ダックをあぶったもの)」と並ぶ代表的北京料理のひとつ。モンゴル地方の羊肉を薄切りにし、火鍋に沸いた熱湯をくぐらせて食べるもので、日本のしゃぶしゃぶのルーツとも言われています。ごま油、しょうゆ、芝麻醤(チーマージャンーごま味噌)、乳腐(ルウフー豆腐を発酵させたもの)、老酒、香菜など、10種類以上もの調味品を使った独自のたれで楽しみます。

韓国

「チゲ」

韓国韓国料理に辛いものが多いのは、零下20度近くまで気温が下がるという冬に、身体を芯から暖めるための工夫。日本でおなじみになった「チゲ鍋」も辛くて、熱くて、こってりとした、激寒の国らしい鍋物です。豆腐のチゲ、魚介のチゲなど種類はさまざまですが、味付けのベースは概して「コチュジャン(唐辛子みそ)」「チョッカル(アミの塩辛)」と味噌の3種類。

「チョンゴル」

牛肉や野菜を甘辛いたれで煮る、韓国の「すき焼き」。面白いのはしばしば果物の「なし」が使われること。韓国ではなしを料理に使うのは珍しいことではありません。なしの酸味と甘味が牛肉とよく合うとか。チョンゴル専用の平たい鍋があって、これもやはり日本のすき焼き鍋にそっくりです。

フランス

「ブイヤベース」

フランスポトフ、シチュー、カスレ・・・南フランスの家庭料理には、素朴でボリュームのある煮込み料理が多く登場します。日本のように食卓で火にかけ。直箸でつつくというのはないようですが、鍋ごと食卓に出して楽しむものは多く、その代表がブイヤベース。サフランの香りを利かせたスープで、魚介類や野菜を煮込みます。にんにくと卵黄にオリーブ油を加えたフランス風マヨネーズ「アイヨリソース」を添えて供します。

スイス

「フォンデュ」

スイススイスの観光名物にもなっている、フォンデュ。やはり寒い冬、身体を暖めるために生まれた料理です。

「アルプスの少女ハイジ」にも登場したチーズフォンデュは、ぐつぐつと煮たてたチーズを、フォークに刺したパンにからめて食べるもの。オイルフォンデュは、専用の鍋に油を熱し、肉を揚げて食べる「串揚げ」です。

どちらもヨーロッパには数少ない「囲んでつつく」鍋物。いかにも平和の国の料理といったところです。

なべのい・ろ・は