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紀文の季節;鍋、おでん、豆乳鍋の知識を満載

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なべ;冬はやっぱりお鍋でしょう。山海の幸に恵まれた日本では、各地に自慢のお鍋があるのです。

鍋歴史年表

調理用具としての鍋から鍋料理への流れ

縄文時代 土器の一般化
               肴瓮〜堝〜鍋
弥生時代 鉄器の普及
古墳時代 かまどの出現による台所革命




平安時代 「堝」、「鍋」文献に登場。
927年頃 鉄鍋、朝廷へ献上される(『延喜式』より)(延長5年頃)
厨(くりや)のみでの使用
「鍋冠祭」(『伊勢物語』より)
滋賀県米原町に残る鍋をかぶる祭。この地に朝廷の厨があったことからとも言われている
933年頃  『和名抄』で土製の「堝」、鉄製の「鍋」に書き分けられている(承平3年頃)
→鉄製の鍋の普及にともない土製の鍋は「土鍋」という言葉を使うようになった
京都で田楽流行
※串にさした豆腐の形が田楽舞に似ていることから田楽
→江戸期に「おでん」へ

江戸時代 料理の成熟期、後期には庶民に小鍋立てが親しまれるようになる
1616年 銚子の田中玄藩により醤油醸造される(元和2年)
七輪・火鉢の登場で「大鍋」から「小鍋立て」へ
1635年 京都に初の湯豆腐店「奥丹」開店(寛永12年)
江戸で料理文化大盛況 安永・天明(1772年〜1789年)年間
1801年 東京・浅草にどじょう鍋店「駒形どぜう」開店(享和元年)
江戸の食い倒れ 文化・文政年間(1804年〜1830年)
天ぷら、握り寿司、すき焼きなどの料理が庶民に親しまれるようになる
「すき焼き」由来:「唐鋤を火の上に置き、この上で溜り醤油をつけたカモ、ガン、カモ、シカなどの肉を焼いた」のが始まり 『料理談合集』
1830年 東京・神田にあんこう鍋店「いせ源」開店(天保元年)
『江戸繁盛記』天保年間に刊行
江戸で濃口醤油で煮込む料理が流行
今のスタイルのおでん=串の田楽が煮込まれ、屋台、茶飯屋で親しまれる
1862年 横浜に初の牛鍋屋「伊勢熊」開店(文久2年)


明治時代 食卓での団居鍋が家庭料理として定着してくる
1868年 「太田なわのれん」味噌仕立ての牛鍋考案(明治元年)
1869年 江戸市中に牛鍋屋相次ぎ開店/神戸元町にすき焼き「月下亭」開店(明治2年)
1870年頃 江戸市中に猪、鹿など肉の煮込みを出す料理店増え始める(明治3年頃)
1871年 仮名垣魯文による『安愚楽鍋』当時の牛鍋活況の様子描く(明治4年)
「士農工商、老若男女、賢愚、貧福おしなべて牛鍋くわねば開化不進奴」



大正時代 関東大震災を機に関西の味が東京に入ってくる
1924年頃 東京では大震災後「牛鍋」が「すき焼き」と呼ばれるようになる(大正13年頃)
1925年 東京におでん店「お多幸」開店(大正14年)


昭和 都市ガスやプロパンガスの普及で炭火による煮焼きは一応終焉
1930年 東京・銀座におでん店「一平」開店(昭和5年)
1936年 札幌にジンギスカン鍋の元祖「横綱」開店(昭和11年)
1946年頃 関西ですき焼きブーム(昭和21年〜35年頃)
1948年 F.A.Hummelによる耐熱土鍋の開発のきっかけとなる論文発表。(内容:ペトライトを使った素地が熱膨張を0に近くする)(昭和23年)
1949年 紀文、おでん種等練り製品製造開始(昭和24年)
1959年 四日市でペトライトの耐熱土鍋開発成功(昭和34年)
1960年 1948年の研究をうけ、ペトライトの耐熱土鍋「萬古焼」として量産始まる(昭和35年)
1963年 坂本九「スキヤキソング」(キャピタルレコード)全米ミリオンヒット(昭和38年)
1964年 紀文が初のレトルトおでん「即席おでん」販売(昭和39年)
1986年 激辛ブーム(昭和61年)


平成 癒しブームの中、炭火料理など注目を集める
1992年 モツ鍋流行(平成4年)
1994年 キムチ鍋流行(平成6年)

年表:編集部まとめ

<参考文献>
  • 『池波正太郎が通った味』馬場啓一著(夏目書房)
  • 『紀文社史』紀文社史編纂委員会
  • 『食の文化史』大塚滋著(中央公論社)
  • 『台所から戦後が見える』朝日新聞学芸部著(朝日新聞社)
  • 『たべもの日本史』永山久夫著(河出書房)
  • 『伝承日本料理』柳原敏雄著(日本放送出版協会)
  • 『日本の食・100年<たべる>』田村真八郎・石毛直道著(ドメス出版)
  • 『人間・たべもの・文化』石毛直道(編者)(平凡社)
  • 『暮らしの設計 鍋料理』(中央公論社)
<資料協力>
  • 三重県技術総合研究所窯業センター
報道用資料 2000年発行「紀文鍋白書」より

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