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紀文の季節;鍋、おでん、豆乳鍋の知識を満載

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なべ;冬はやっぱりお鍋でしょう。山海の幸に恵まれた日本では、各地に自慢のお鍋があるのです。

5色鍋の提案

5つの色で簡単健康管理
鍋料理をよりヘルシーで彩りゆたかに

プロフィール

杉本恵子さん杉本恵子(すぎもと・けいこ)

管理栄養士。1956年神奈川県生まれ。
相模女子大学食物学科卒業。管理栄養士として小田急百貨店に入社。その後、東京医科大学病院での研修を経て91年独立。130人の管理栄養士をネットワークし、企業・個人を対象に栄養管理を行う「ヘルシーピット」を設立。大手企業の栄養教育・相談を行うかたわら、雑誌等でも活躍。著書に『おいしく楽しく食材5色バランス健康法』(フットワーク出版社)など。

ますます人気の鍋料理

冬の定番料理として人気の鍋。最近は健康意識の高まりを反映してか、食卓にのぼる回数も増えてきています。野菜を多く食べられるうえに、煮込んだ野菜や肉の旨味を含んだスープまで摂り入れられる鍋料理は本当にヘルシー。調理が簡単なのもいいですね。
また、鍋料理は洋風、中華風とどんな味付けにもアレンジが可能。タレの部分で好みの味に調整できるのも魅力のひとつです。以前友人から、カナダでおでんパーティを開催したところ現地の方にとても喜んでもらえたという話を聞きましたが、どんな国や地域、シチュエーションでも大勢で楽しく食べられる料理だと思います。鍋料理はパーティーやお祝いなどの豪華なおもてなし料理としても、家庭料理として健康を考えたヘルシー料理としても大活躍するフレキシブルで懐の深い料理といえるでしょう。

食材5色バランス健康法による鍋料理

鍋料理をよりヘルシーに食べる方法として今回私が提案したいのが、彩り豊かな5色鍋。その基本となるのが「食材5色バランス健康法」。「赤、白、黄、緑、黒」の5色に分類した食材をバランスよく食卓にならべることで、バランスの良い食事ができるという健康法です。
私は以前より、みんなが食卓を囲んで楽しくおいしく食事ができ、なおかつバランスのよい食事法はないものかと考えてきました。健康のためとはいえ、カロリー計算や1日30品目以上の食物を摂取するために栄養成分表片手に奮闘するのは、なかなかたいへんです。栄養指導をしていると、1日30品目のために塩・胡椒まで数えてなんとか30品目食べたことにするなどの話を若いお母さんから聞きますが、それでは毎食のことですから続かないでしょう。
その点、食材を見たままの色で色分けし、それぞれ適量摂り入れていく「食材5色バランス健康法」は、わかりやすく、誰でも楽しんで実践できると思います。例えば、鍋料理だと味噌(黄)仕立てのスープに、緑黄色野菜(緑)、鶏肉(赤)、わかめ(黒)を入れ、最後にごはん(白)で雑炊にすれば、これだけでもう5色揃っています。ビタミンや繊維質、たんぱく質、ミネラルと栄養バランスもとれているでしょう。
5色を摂り入れるだけで、本当にバランスがよいのかと疑問に思われるかもしれませんが、この方法のルーツは東洋医学の陰陽五行で、現代の暮らしに合わせてアレンジしたものが「食材5色バランス健康法」です。歴史的にも学術的にもしっかりとした裏付けのあるものです。また、実際に1日3回の食事で5色の食材を採り入れる食事をしていると、自然に1日30品目ぐらいの食材を摂取できることがわかっています。5色の食材を使うので料理の彩りもアップし、食卓も華やか。食欲もわくことでしょう。
また、「5色の食材を1回の食事の中で揃える」という簡単な方法なので、お子さんに教えると「今日のお弁当は黒が足りない!」などと、すぐに反応を示します。食育の重要性が取り沙汰されていますが、こうして楽しく食に興味を持つことによって、さらに食や栄養について詳しい知識を深めてもらいたいと考えています。

食材5色バランス健康法による鍋食材分類チャート

報道用資料 2000年発行「紀文鍋白書」より
*インタビュー内の栄養成分の表記等は、各報道用資料発行当時の公表数値に基づきます。

なべのい・ろ・は