HOME > 知る > 【鍋料理】教室 生活:小鍋で楽しむ鍋料理

紀文アカデミー

【鍋料理】教室 生活

小鍋で楽しむ鍋料理

講師:藤原奈津子先生(栄養士・料理家)

忙しい毎日を送る人にとって、「手は抜かずに、手間を省く」料理は大きなポイントの一つです。準備や調理が簡単で、見栄えのする鍋料理は心強い味方。栄養士・料理家の藤原奈津子さんに、シンプルでおいしい小鍋の作り方を聞きました。

小鍋で楽しむ鍋料理

コンパクトサイズの鍋や卓上調理鍋が人気

節電意識の高まりによる調理への“省エネ”志向や、IH調理器への切り替えなど、人々の意識や生活の変化により、最近、手持ちの鍋を買い替える人が増えています。傾向としては、2人分程度の調理ができるコンパクトサイズの鍋や、熱源と調理機能が一体化した卓上調理鍋が人気。これから買い足すのなら、直径18〜20cm、容量1リットル程度のものが使いやすくておすすめです。このサイズは、小さくて持ち運びや片づけが楽なので、年配の方にもぜひ活用していただきたいですね。

蒸しおでん
蒸しおでん
なめこ鍋
なめこ鍋
鶏肉とみつばの塩鍋
鶏肉とみつばの塩鍋

以前は「大は小を兼ねる」という考え方でしたが、最近は「小は大を兼ねる」へと変わってきています。2人サイズの小鍋でしたら、2人のときは主菜として、大人数の時には温かいおつまみ感覚で食べられます。容量が小さく煮立ちが早いので、足りなかったらもう一度作るのもあっという間です。作るたびに、スープの味つけを変えて楽しんでみるのもよいでしょう。いつもできたてのおいしさがキープできますし、食べ切れずに残ってしまうこともないので、ムダがありません。

「簡単・手軽」な鍋料理に、自分だけの“こだわり”をプラス

鍋料理は材料を切って煮込むだけという調理の簡単さが魅力のひとつです。でもそれだけでは、“料理を作る楽しみ”としてはちょっと物足りなく感じます。「簡単・手軽」だからこそ、どこかに自分だけの“こだわり”ポイントをプラスしてみてはいかがでしょう。たとえば、「お気に入りの鍋で作ってみる」「テーブルコーディネートに凝ってみる」「とっておきの塩や手作りの調味料を使ってみる」などです。ちょっとしたひと工夫があれば、食卓での会話も広がりますし、食事の満足度がグンとアップします。

小鍋をおいしく楽しむ 四カ条

一. シンプルな材料を、上手に組み合わせる

忙しい毎日を送っている現代女性にとって、毎日の食事を作るうえで「手は抜かずに、手間を省く」ことは、大きなポイントのひとつです。その点、準備や調理が簡単で見栄えのする鍋料理は、心強い味方といえます。

煮立ちが早く短時間調理が可能な小鍋では、材料の数をできるだけシンプルにして、下ごしらえの手間も短縮しましょう。また、食べやすく切ることで、火の通りも早くなります。このとき、味わいや食感の異なる材料を組み合わせると、おいしさに深みが加わります。
いろいろと試して、お気に入りの組み合わせを見つけるのも楽しみのひとつです。

二. おいしいタイミングを逃さない

できたてをそのままテーブルに運べる鍋料理は、それだけで特別感を演出できます。まずは、フタを開けた瞬間に立ちのぼる香りを楽しみましょう。フタを開けたときの、部屋中に広がる香りは、盛りつけて提供されるほかの料理にはない、鍋ならではのごちそうポイントです。

よく煮込まれた鍋には、独特のおいしさがありますが、やはりどんな料理でも、できたてが一番おいしいものです。その点、食べきりサイズの小鍋なら、家族が別々のタイミングで食事をしても、いつでも熱々の作り立てを食べさせてあげられます。

三. 自分なりのアレンジで、わが家の味を見つける

一度に作る量が少量なので、具材も味つけもいろいろな組み合わせが試せます。大人数だと、食べる人全員の好みを考える必要がありますが、小鍋であれば好き嫌いの分かれる、ちょっとクセのある香味野菜を入れてみるなど、今まで試したことのない味つけにチャレンジすることも可能です。ベースは同じで、つけダレや薬味に工夫を凝らしてみるのも楽しいですね。

四. 食べきりサイズで、野菜の栄養を丸ごといただく

蒸し鍋は「蒸す」ことによって素材の旨みや栄養素を逃しませんし、スープを使う鍋料理は締めに雑炊やうどんなどをいただくことで、スープに溶け出した栄養を余すことなく取ることができます。おいしくて栄養満点な旬の野菜を使って、ヘルシーな鍋料理を楽しみましょう。

藤原 奈津子(ふじわら・なつこ)さんプロフィール
藤原 奈津子(ふじわら・なつこ)さん

栄養士、料理家。飲食店の販促企画、丸の内OL、デザイナー、人気フードスタイリスト・マロンさんのマネジメント、キッチン道具開発、食品メーカーでの商品開発を経て、独立。ブランディング業務を中心に、料理家としてレシピ制作、キッチン道具の広告デザイン、食品パッケージのプロデュース等、「食」の分野で幅広く活動中。おしゃれ大好きな女子ならではのセンスと栄養士としての知識を活かし、「おしゃれ」「カラフル」「栄養」「美容」アレンジを加えた簡単レシピやテーブルスタイリングが好評。