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うなぎハンドブック

うなぎの栄養エトセトラ

土用の丑の日とうなぎ

大昔から水神の使いとして神聖視されていたうなぎ。それは少しの水があれば泥や田んぼの畦道でも生きられ、食べると元気になる、力強い生命力からで しょう。一般的に食べられるようになったのは江戸時代で、博物学者、平賀源内がうなぎ屋に頼まれ「土用の丑の日」に食べれば健康によいと推奨したのが始ま りです。
「万葉集」には、大伴家持が病弱の吉田石麻呂にあてた「石麻呂に吾れもの申す夏痩せに吉しという物ぞ武奈伎(むなぎ=うなぎのこと)取り食(め)せ」という歌があることからも、うなぎが昔から夏バテや病弱の人によい食べ物として利用されていたことが分かります。
「蒲焼き」の由来は、うなぎを串に刺して焼いた姿が「蒲」の穂に似ているからと言われ、うなぎをさばかずに串に刺して焼いていたようです。蒲の穂は茎の上部にたたんだ番傘がのっているように見える植物です。
現在、蒲焼きの作り方は、関東と関西で異なると言われます。関西では、腹開きにして白焼きし、たれをつけて焼きます。関東では背開きにして、白焼き し、蒸しの工程を経てからたれをつけて焼きます。最近は関東でも腹開きにして、生のまま蒸し、たれをつけて焼く店もあります。名古屋近辺では比較的硬く焼 き、お茶漬けでも食べます。九州の柳川ではご飯の上に錦糸玉子や蒲焼きをのせて、再び蒸す料理も人気です。
世界の消費量の約半分を消費する日本人は、世界一うなぎを食べる国民ですが、うなぎ料理は世界中にあります。ヨーロッパ全般でスープに使われる他、 フランスの赤ワイン煮込み、スペインのしらすうなぎをガーリックオイルで食べるアンギラスなどが有名です。中華料理でもスープやブツ切りの煮込みに利用す るようです。

関東と関西での違い

関西でうなぎを食べる習慣が関東に伝わり、蒸す工程が加わったといわれています。

関東と関西の違い

うなぎのい・ろ・は